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「GoToトラベル」札幌一時除外について思う事

昨日11/24(火)に「GoToトラベル」事業の補助対象から札幌市と大阪市が一時除外となる事が正式に決定した。

現時点でわかっている事として、

○除外期間は11/24〜12/15迄の3週間      

○この期間中の該当地域の「GoToトラベル」対象の新規予約は停止

○既に予約済の旅行について12/1出発分までは割引対象、12/2〜12/15の到着分は割引対象外となる

○12/3迄にキャンセルをした分に対して、政府は旅行会社や宿泊施設に旅行代金の35%相当を補償し、この場合について利用者はキャンセル料が免除される

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(写真・STV)

おそらくまた現場では混乱する事が予想されるので、政府には少しでも現場がスムーズに対応出来るようにしてもらいたい。

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(写真・北海道新聞)


ここからは今回の件に対する私見を綴る

①除外対象地域が札幌だけで本当によかったのか?

②札幌着は規制対象なのに何故札幌発は規制対象外なのか?


まず①②に共通して言える事は少しでも経済的ダメージを軽くしたいという思惑なのだと推測する。

しかし①に関しては間違いなくと言ってよいくらい小樽や千歳、登別あたりに宿泊し札幌観光をするといったケースが発生するだろう。そうすれば35%の宿泊割引を受けられ更に地域共通クーポンも入手出来、それを札幌観光で利用するという事はかなりの確率で起こると考えられる。

さすがに函館や釧路あたりに宿泊するとなると日帰りで札幌と宿泊地を往来する事はほぼ無いとは思うが、最低でも札幌近隣の地域まで、経済の影響を度外視すれば北海道全域を制限の対象にしないと札幌市に限定した制限だけでは感染拡大防止策としては不十分だと考える。

②に関しても発着ともに制限しないと感染拡大防止策としてはこちらも不十分だと考える。

また以前の東京除外の時は発着ともに制限の対象だったのに何故今回は到着分のみの制限なのか?また北海道は現在道民に対し札幌市への往来を自粛する要請をしている(11/27迄ではあるが…)状況である。

このような状況で札幌からの出発は認めるというのは上記の事柄との整合性が取れるのであろうか?


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疑問に思う事はあるが、皆さんにおいても状況をよく見極めて行動をしてもらいたいと願う。

今回の第三波は「GoToトラベル」の影響も一つの要因としてはあるとは思うが、決して「GoTo」が諸悪の根源だとは私は考えてはいない。

季節的要件、感染対策に対する意識の低い人が一定数いる事等と「GoToトラベル」による人の移動が複合して今の状況になっていると考えている。

出来る事ならもう1週間から10日早く決断をして観光業界や飲食業界の掻き入れ時に合わせてもらいたかったが、ギリギリクリスマスや年末年始には間に合いそうなので、この期間で何とか感染拡大を抑えて挽回したい。



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