大人へ

私はサラリーマンであり、凡庸な人間。
それを否定しようとしていた。
しかし、しかし私は気づいた。
社会の仕組みと社会人のまともさに。
その時はすでに私はすっかり社会人となっており社会のことをほんの少しだけ客観的に眺めることができた。そうすると人為的で模倣的な感情を見抜き、夢を見限り、多数派と常識の区別がつかなくなり
私は、もう立派な立派な社会人となっていた。
夢は?という問いかけに、悲しみが押し寄せた。

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