ライスワークからライフワークへ

 世の中の変化について認識している人はあまりいないのではないだろうか。それはおそらく、新しいものに対して知見を広めようとしない意識があるからだ。その性質を持っているがゆえに日本はインターネット黎明期の流れに乗り遅れた。その結果、GAFAMが経済を掌握している。信じられないかもしれないがインターネットがまだ普及していない家庭も田舎では珍しくないのだ。そのほとんどはインターネットそのものを軽蔑している高齢者である。知識や価値観をアップデートすることを諦めた結果である。高度経済成長期を抜けて、インターネットが広まりSNSが登場して、働き方は自分で自由に生み出すことができるようになった。そしてAIなどのテクノロジーの進化により働かなくても経済が回る世界がもうそこまで来ている。
 その過程の最中で働く意味が変わりつつある。それはお金のために働くのではなく、生きがいのために働くという変化である。この変化はごく当たり前の変化である。現在では、20代前半がライフワーク世代で、30代以降がライスワーク世代であり両者が対立しているといった状況である。この価値観の対立で30代後半を黙らせるにはマネタイズ能力が今後必要になる。そしてそれは日々進化するテクノロジーを取り入れる必要があり、テクノロジーのリテラシーを身につける必要がある。我々は最新の情報を得て、最新の価値観を理解して最新の働き方を考える必要があるだろう。

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