ニュータイプなアケコン hitBox製Cross|Upのガバガバレビュー

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あーっとPS5も映っちゃったぁーっ!!!(棒


先月予約が開始されたhitBox社の新しいアケコンであるCross|Up(以下crossup)が到着しました。

2019年頃からキックスターターで投資が始まり、2020年の夏ごろに発売予定だったのがここまでズレてしまいましたが無事発売されました。

オリンピック前発売と考えたら約束は破ってないともいえる。


というわけで浅い筆者のガバガバなレビューです。


【見た目とか】

正式なサイズやスペックは公式サイトで見ていただくとして

どうも正式版は一回り小さくなった?のか所謂RAPと同じぐらいのサイズになりました。

重さはRAPより軽いです。

全体はモノトーンで統一されており、天板はアクリル?です。

指紋が気になるところですがhitBoxのロゴ入りの眼鏡拭きみたいな布もついてきます。


裏側は滑り止め付きでウレタンマットみたいな材質です。

これ地味にありがたく、通常のRAPなんかを冬に膝上プレイしているとどんどん体温奪われるんですよね・・・。


コードは二種類。

昔のキーボードみたいな丸形端子となんかもう一個ついてました。

今のところ不明。

英語読めない。


【インターフェース】

ボタンは三和製の30mmボタン「のみ」。

通常のhitBoxではジャンプだけ30mmですがそれ以外は24mmと通常より小さめのボタンを使用していましたが、今回は全て30mm。

ストロークはRAP5よりちょっと深め、PS3用のRAP3と似た感触でここだけ少し残念。

戻りが遅いためステップなどの入力が若干やりにくいように感じます。(慣れかも

裏側もボタンがあり、オプションボタンなどが割り振られています。

これはかなり小さめかつ固くて深い。

まあ速度を求められるボタンになることは少ないので問題ありません。


レバーも三和製の基盤タイプ(JLFレバー)。

8角形のカチカチがありますが控え目というかスムーズに動くので個人的にはGOODレバー。

個体差かもしれませんが、若干遊びが大きいのかかなり倒れます。


側面にはプロファイルを変えられるボタンがあり、三つまで切り替えられます。

専用のアプリケーションを使用することでボタンの設定も変えられるとかなんとか。

まだよくわからないです。

そしてこの設定がやや問題(後述)


【改造しやすさ】

裏側はマットに穴が開いており、プラスねじ6つで止められています。

RAPよりは手軽に開けられそうですが初日から開けるほど勇者ではありません。

ボタンのストロークに不満が出てきたら変えるかもしれません。

天板は山ねじ?で止められており、アクリルの交換はすこーし難しいかも。


【アケコン/パッドと比較したメリット】

やはりありえない入力が可能であることは大きなメリット。

意味はあまりないですが、レバーで後ろに倒しながら前ボタン、後ろボタン、レバー前とかでガイルのCAが出せたり。

ステップがかなり速かったり、ダンの屈伸が高速でできたりします。

また、かりんの最速大蛇といった地味に難しい真下入力に関しても波動Kをレバーで入力後にN、下ボタンとPで大蛇で筆者のようなポンコツでもかなり安定しました。

鉄拳はやっていませんが、山ステも安定するとかなんとか・・・。(あまりわかりません。

一部のゲーム、一部のキャラクターの難易度を大きく変えるでしょう。

もちろん、crossupの練習は必要ですが。

ちなみに手を重ねることで窮屈ですが通常のhitBoxのように操作もやろうと思えばできなくもないです。


【デメリット】

単純にボタンが多いため暴発しやすいというデメリットはあります。

ただ、こちらは慣れの問題でしょう。

普段使っているキーボードのほうがよっぽど多いです。


最大の問題点は、これ大会で使えるの???といったところ。

筆者はリアル大会に出るような意識の高いゲーマーではないので、問題はないのですが、CPTだとちょっとこれ大丈夫かなというところが。

それは、インターフェースの項目でも書いたプロファイルの切り替え。

ガフロさんが作成されたコントローラが流行った時に策定されたルールに、同時に反対方向が入力された時の挙動が厳しく決められました。

下と上が同時に入力された場合は上、前後は前となる、というルールです。

crossupのプロファイルではこれらの同時に入力された(=混ざった入力)をどのように処理するか、というsocdクリーナーという機能も切り替えられます。

後に入力された方を優先する、という設定が可能なのです。

そしてこれが大会規定に引っかかると出場が認められなかったり、後でバレたら失格になったりするわけです。

hitBox型のアケコンを使用している場合、エントリー時にアケコンの挙動をチェックされることもあるらしいのですが、プロファイルを切り替えてその時だけルールにのっとった設定もできるのです。

で、そうなると確認するのめんどくさいので一律crossupはダメ!!!となる大会も出てくるかもしれない、というのが一番大きなデメリットです。

これが通るようであればレバーの上位互換と言えますね。


あと、公式サイトでも記載されていますがPS5のゲームでできるかは保障できないとのこと。

PS5上でPS4のストリートファイター5が動くことは確認できましたが、今後のスト6だとか、PS5版のGGストライヴとかはできない可能性もあります。

まあその場合はPCでやればいいのですけど。


デメリットというか気になった所としては、ボタンの所にも書きましたが戻りが遅め?なため、前ステがやりにくい。

同じボタンを連打する際にピアノ押しだとリリース判定されずに一回だけ押したことになることが多々あります。

レバー+ボタンでやれるようにしたほうがいいかも。

もしくは戻りのはやいボタンにするかも~。


【おススメのゲームやキャラ】

ゲームとしてはストリートファイター系列は簡易コマンドがあるため、いろいろなテクニックが出てきそうです。

鉄拳はあまり詳しくないですが、専用の設定も公式が用意してたりするので多分いいはず。

あとはギルティギアなんかの低空ダッシュ使うようなゲームもいいかもしれません。特にギルティギアはhitBoxは相性よくないといわれているので、crossupの方がいいかな。


キャラはだいたいなんでもいいですが、タメキャラはかなりおすすめ。

また、最低空○○を出すようなキャラ、春麗なんかもかなり簡単になります。

相性が悪いわけではありませんが、バーディーは恩恵を感じられませんでした。



【まとめ】

値段はそこそこしますが面白いアケコンだと思います。

身内やオンライン対戦で使うならhitBoxかこれ、あとはファイティングコマンダーオクタぐらいじゃないでしょうか。

大会で認められるかどうかが大きな焦点になります。

筆者はしばらく春麗で遊んでみようと思います。

あと書くかはわかりませんが、PS5のスパイダーマンあたり動かしてみましょうかねぐらい。

遊べるかどうかというより動作するか?という確認ですけど。

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