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アイデアは移動距離に比例する

今日のタイトルはかつて読んだ高城剛氏の本の一説だったと思います。
海外を旅行してる時に誰かからもらった本に書いてあって何故かこのフレーズが妙に頭に残っています。

最近コロナ感染が急増していますが、急増前に決まっていた約束や仕事で移動が多いです。
そして、私は移動することが結構好きなのです。

そういえばミュージシャンのKREVA氏も歌詞や曲を書くためだけに新幹線に乗って移動するそうです。

高速で長距離を移動する中で脳にインプットされる刺激や情報が日常と変わって普段出てこないようなアウトプットに繋がるというロジックだったと記憶しています。

人生をかけた移動といえば移民の方々の移動だと思います。

移民の人々とイノベーションとの関連性をしめしたデータがあります。

移民の凄さ

「旅行すること」「移動すること」が自分自身の原動力になる。移動は改革の源というわけだ。

『2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ』の著者であるピーター・ディアマンディス、スティーブン・コトラーさんらは『移動こそイノベーションの原動力』であることを著書で解説している。

特にアメリカの移民に関する研究論文を紹介しながら、海外から「移動」してアメリカに移り住んだ人々のイノベーションとの関わりを紹介している。

『移民はアメリカ生まれの国民より、新たな事業を始める傾向が2倍高い。また新規雇用の 25%は彼らが生み出している。
2006年から2012年のあいだに、ベンチャーキャピタルの出資を受けて株式を公開した企業の33%では、創業者の少なくとも一人が移民だった。フォーチュン500企業(アメリカの主要企業)の 40%は、移民かその子供によって設立された。

2016年にはユニコーン(時価総額 10 億ドルを超える稀有なスタートアップ企業)の半分が、移民の設立した会社であり、それぞれが少なくとも760人以上の新規雇用を生み出していた。』とあるように、海外からアメリカに移民した人々によって数多くのイノベーションが起きていることがわかる。
https://abroader.asia/2021/10/01/idea-idou/

リモートでリアルな移動が最小限化される時代だからこそアナログな移動経験が価値が上がる

コロナ禍になり、リモートで代替できる打ち合わせや会議、仕事へのシフトがコロナ前と比べて格段に増えました。

何が変わったかというと移動する距離と時間が圧倒的に削減されましたね。

これからメタバースなど活用されていくとますます移動という概念は省略されていくだろうと容易に想像がつきます。

だからこそ、リモートの便益を理解した上で「移動する」ということの価値も忘れないようにしたいです。

旅先や出張先の空気感や景色や匂い、ご当地の食べ物どれだけデジタル化されても0と1では再現できない情報量がアナログにはあります。

そのことの価値を理解していないと目先の楽や便利に追い立てられて、大切な豊かさを失ってしまいそうなので定期的に移動することを大切にしよう。

先人の教え


私の心の師である西堀榮三郎氏がテレビのインタビューでこのようにお話されていました。


「億劫がって何もしないで役に立つ知識を得ようとしてもなかなかそうはいかない。
実際にやってみて苦労や体験を重ねて得た知識というのは、それは応用が効くいい知識となるわけです。」

沢山移動して沢山人と会って沢山の個性に触れて、沢山経験して、沢山価値を生み出していきたいです。

さあ!今日も元気に移動しよう!

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