自分の中のブルーオーシャンを見つけよう！
大学の授業で使うアイディアを生み出すためのフレームワークとして「ブルーオーシャン戦略」の4つのアクションについて説明資料を作っていました。
このフレームワークは、既存の事業と差別化し、価値を高めていくためのシンプルな4つのアクションをまとめたものです。
日本で言うと従来の理容院や美容室から接客や会話などのサービスを一切取り除いて低コスト化＆時短化にしたQBハウスなどの10分1,000円カットの事例がブルーオーシャン戦略として有名ですね。
学生たちがアンケートをとり、それらを分析し、ニーズを絞っていく中で最終的にどんな企画やサービスの提供にしていくかを作り込むために使います。
いくつかフレームワークを用意するのですが、私は担当する学生のプロセスからこちらを説明することにしました。
各先生方がそれぞれの惑星のプロセスに沿ったフレームワークを用意し、全体に1度レクチャーした上で各チームが良さそうなフレームワークを選ぶ、わからないところは担当の講師がヒントを出すと言う流れです。
ブルーオーシャン戦略について商品やサービス、自社のビジネスモデルのライバルが参入しないところ、いわゆるブルーオーシャンを見つけるための考え方ですが、これ今の自分の人生にまるまる使えるのではないか？とふと思いました。
自分の人生今レッドオーシャン状態になっていないか？
どこを「増やして」「減らして」「加えて」「取り除けば」自分の中のブルーオーシャンにたどり着けるだろう？
簡単に自分用にまとめようと思います。
ブルーオーシャン戦略とは
ブルー・オーシャン戦略（ブルー・オーシャンせんりゃく、英: blue ocean strategy）とは、INSEAD（欧州経営大学院）教授のW・チャン・キム （英語版）とレネ・モボルニュ （ドイツ語版）が著したビジネス書、およびその中で述べられている経営戦略論である。日本語版はランダムハウス講談社から2005年に刊行されている。
ブルー・オーシャン戦略によると、血で血を洗うような競争の激しい既存市場を「レッド・オーシャン（赤い海）」とし、そこから可能な限り脱却して、競争のない理想的な未開拓市場である「ブルー・オーシャン（青い海）」を切り開くべきだと説いている。
そのためには、自分の業界における一般的な機能のうち、何かを「減らす」「取り除く」、その上で特定の機能を「増やす」「新たに付け加える」ことにより、それまでなかった企業と顧客の両方に対する価値を向上させる「バリューイノベーション」が必要だと主張している。そのための具体的な分析ツールとして、「戦略キャンバス」などを提示している。
従来からよく知られているマイケル・ポーターの競争戦略では、「事業が成功するためには、低価格戦略か差別化（高付加価値）戦略のいずれかを選択する必要がある」と主張しているが、ブルー・オーシャン戦略では「『減らす』『取り除く』ことによる低コスト化と、『増やす』『付け加える』ことによる顧客にとっての高付加価値は両立し得る」と主張している。
「4つのアクション」を自分の人生に当てはめる
4つのアクションとは、ブルー・オーシャンを切り開く、つまりは差別化と低コストを同時に追及するために、次に4つの問いを通して、業界のこれまでに戦略ロジックやビジネスモデルを刷新するためのものです。
具体的には次の4つの問いからなります。
Q1：業界常識として製品やサービスに備わっている要素のうち、取り除くべきものは何 か？
Q2：業界標準と比べて思いきり減らすべき要素は何か？
Q3：業界標準と比べて大胆に増やすべき要素は何か？
Q4：業界でこれまで提供されていない、今後付け加えるべき要素は何か？
この4つのアクションを自分の人生と置き換え見ると面白いです。
何が今の自分にとって大切なのか？
例えば今の時間やエネルギー、お金の使い方について、
もっと増やすのか?
もっと減らすのか?
取り除いてしまうのか?
新しく付け加えるのか?
とるべきアクションが明確になります。
簡易的に思いつくままに書いてみると
■取り除く
️自分に対して常に「いい」「悪い」のジャッジをし続けること。
（ブログの出来、食生活、様々な人との比較）
■増やす
ご機嫌な時間
心のゆとり
いまこの瞬間を意識する時間
お風呂にゆっくり入る時間
食事に集中する時間
散歩する時間
質の良い睡眠時間
◼️減らす
イライラする時間
焦り、怒り
SNSを貪る時間
◼️付け加える
情報発信の時間の確保
読書の時間の確保
運動の時間の確保
瞑想の時間の確保
四つのアクションの見直しの確保
月一回は四つのアクションを見直してみよう。
次回は7/14(木)に決定。
よければ、セルフブルーオーシャンの見直しいっしょにやってみませんか？
単純な戦略を取ることで余計な消耗を減らし、イキイキした時間が増えて生きることが今よりも楽にエネルギッシュになるかもしれません。
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