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〇〇君のお父さんモード

土曜日。今日も休日お決まりの流れで、子どもと公園へ。公園はお花見客がたくさん。いつもどおり、売店でアイスクリームを買うところからスタート。のちに混むことも見越して焼きそばも買っておく。ここまでは、先週とまったく同じだ。

息子と桜を見ながら焼きそばと花見だんごを食べていたら、保育園のおなじクラスの子どもと偶然でくわした。お父さんお母さんも一緒である。あ、あ、あ、という感じで僕はあわてて保育園での息子のお父さんモードに変身をする。別になにが変わるというわけではないが、浮きすぎないように気をつけよう、という感じである。

しかしこのお父さんモードはやっかいなもので、微妙に「いいお父さん」を演じようと欲張る気持ちもでてきてしまう。そのままその家族と一緒に遊ぶことになるのだけど、子どもとボールを蹴り合うときは、すこしいいフォームで蹴るよう意識しちゃったり(笑) 子どもが裸足になったり全力で土の上をゴロゴロしても、そんなことは全然問題ないですよ、自然と触れ合うのって大事ですから、いつものことですよ、という雰囲気でやさしく見つめる。実際の普段は、なるべく汚れてほしくないので、プレーパークじゃない公園では裸足になったりはしていない。で、子どもも今日は大丈夫なんだなということを察知して、徐々にエスカレートしながら汚れていくのである。でも別にそれは全然よくて、むしろこういう日になったことを、僕はうれしく思っている。よかったね、と思っている。そして、なんかいつもすまんね、とも、思っている。

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