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2021/9/15【日米を繋ぐ次期首相を予想!】次期首相はこの候補者!【世界情勢】#10

今回は、バイデン政権が次の日本の首相に何を求めるのか、という話の最終回となります。

アメリカから見た場合ということだけでなく、今後の日米同盟を維持発展させ、かつ、今これだけ喫緊の課題である中国との紛争危機に対して、最も力を発揮して頂けるリーダーは一体誰でしょうか。3回に渡ってこの話題を取り上げてきましたが、今回はまとめとして、アメリカから見た場合、だけでなく、日本の外交/安全保障上、最もふさわしい、という点から、改めて次の首相に求められる要件を改めて整理し、いったい誰が最も相応しい候補なのかを申し上げたいと思います。

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まず要件ですが、
・今後益々増大するアメリカからの要求値に上手く対応でき、
・日本の防衛力の強化に於いて最適な方針が採択できる
・中国に対して、決して弱腰にならない
・上記4つに関わる政策を日本国内で通していく
といった力、こういった要件が、求められてくると思います。
具体的な候補者は、出馬表明されている順に、岸田文雄さん、高市早苗さん、河野太郎さんの三つ巴に加え、この動画がアップされるころには、石破茂さんの出馬も結論が出ているでしょう。個人的には石破さん出て欲しいと思っていますが、この3人プラス1人が、現状の候補ということになります(注:石破さんは出馬せず、野田聖子さんが出馬されました)。
さて、結論です。この中で、日米同盟を強化しつつ、日本の安全保障を前進させられるであろう1番手は、総合的に見れば、やはり河野太郎さんだと思います。

今回の動画はこちら↓

先程申し上げた要件のうち、一つ目と二つ目については、石破さんを除けば、間違いなく1位と言って良いと思います。現状でアメリカの要求が何かを最もよく分かっているのは河野さんであり、日本の立場から見ても、アメリカのどの要求を聞いて、どの要求をクリンチするかも含め、河野さんが一歩リードしています。
防衛力の強化については、イージスアショア白紙撤回は党内根回しなど当時は叩かれましたが、その代替案の予算計上は25年度まで待たざるを得ない、などの話がありますが、日本の本当に必要なミサイル防衛の結論を導ける可能性は、相対的には高いと言って良いと思います。
対中姿勢については、中国は、河野さんを、やたらと親中派とみなしているのが不気味ではありますが、防衛大臣となって以降くらいからは間違いなく中国に対する脅威を強く意識していますので、高市早苗さん程ではないですが、対中強硬姿勢を貫くと思います。
加えて河野さんに期待できるのは、米国以外の友好国との連携強化です。河野さんの外務大臣時代の姿勢もそうですが、今後、アメリカが最重要視しているクアッド日米豪印戦略対話を通じた、インドや豪州の関係強化も含め、河野さんの手腕が最も生きるエリアと思います。

最後に一番駄目な方だけ申し上げると、岸田さんだと思います。協調と対話、と仰っている様ですが、国内では必要かも知れませんが、自国主義が主流になりつつある外交に於いて、最早八方美人は通用しませんので、重要な局面で右往左往するケースも想定できます。従って、バイデン政府からの評価も低いです。
最後に申し上げますが、ここでのお話は、あくまでも日米関係と安全保障に限った話であり、誰が総裁としてふさわしいかは、それ以外の国内情勢などの多要素が多分にあります。29日投開票の結果を、期待して待ちたいと思います。


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