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介護や医療や福祉のこと

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医療や介護についての記事をまとめています。
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#公衆衛生

健康格差の社会学社会的決定因と帰結

保健医療従事者及び、学生にとっても必須の書籍です。この知識があるか否かで、あなたのアプローチは180度変わる可能性があります。 ライフコース疫学はもちろん、職場の影響や、雇用状況における影響など、健康に影響するが個人では限界のある社会的な要因について学べます。 これを読めば、健康は自己責任ではなく、社会側の責任でもあることが理解出来ます! 医療従事者だけでなく、ビジネスマンや経営者、そして政治家にこそ読んで欲しい1冊!! さわりを知るには、こちらがオススメ。 なんと

人生観、仕事観を変えた1冊〜患者さんの生活習慣を改善し、医療者の技術を向上すれば、病気や障害は良くなると思っていた〜

りぷらすでは、当事者へのアプローチ、社会を作るアプローチ、同時に2つのアプローチを実践している。 この、「社会」について知る機会となった1冊との出会いについて記事にしています。 リハビリテーションってすごい理学療法、リハビリテーション、医学って凄い! こんなにやりがいのある仕事に出会えて幸せ! そう思って、理学療法士の学校に入ったのが23歳の時。 1つ目の実習先では、急性期病院でICUや心リハを、 2つ目の実習先では、大学病院の付属病院(亜急性期)で脳卒中のリハを経験。

自己責任からの脱却を

宮城県は、メタボ全国ワースト3位 石巻市は、宮城県内男性ワースト1位、女性ワースト2位。 これは、十分予測できたことであり、さらに進んでいくと思う。 そして残念なのは、いまだに個人の啓発や生活習慣という自己責任で対応しようとしている点である。 メタボや、血圧が上がる要因として、「ストレス」など心理社会的要因があるのは明らかであり、そのようなアプローチをどのように考えているのだろうか? 健康の社会的決定要因 確かな事実の探求第二版 担当課としてできることと、課を越えて

格差は、自己責任では解決しない

世の中には、たくさんの格差があります。 経済格差、健康格差、教育格差など。 これらの原因は、様々な要因があり、その一つに貧困や富裕の連鎖があります。 世の中には、これらは努力による格差という方もいらっしゃいます。 「格差社会?」~二宮尊徳翁から学ぶ精神(堀義人 起業家の冒言)  僕はこれがどうしても納得出来ません。 ずっと引っかかっていました。 確かにそれも一理あるのですが、一方で食料自給率が下がった現代に、貧困層では、飢餓とまでは行かなくても、食べ