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有松鳴海絞り20220605
もうすっかり夏の陽気ですね。これから梅雨みたいですが。。
今日は浴衣オブ浴衣、キングオブ浴衣と言っても過言ではない老舗有名ブランド、有松鳴海絞りの浴衣です。
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こちらです。知っている方はもちろんよくご存知だと思いますが(当たり前ですが)、有松絞りの特徴はこのテクスチャで、これはこの模様の点々一つ一つを紐で縛って染めることで作られるそうです。いやとんでもない手間ですよね。
そして、この絞り加工は、単に模様をつけるだけではありません。有松絞りが人々を惹きつけてやまないその理由。それは、一度着たら忘れられないその極上の肌触り、風合いです。
それはなぜなのか。接写をするとよくわかると思います。
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![](https://assets.st-note.com/img/1654436394080-hMJ2pQa0rC.jpg?width=800)
この有松絞は、この模様ひとつひとつを紐で縛って染めると言いましたが、縛ることでその模様の部分がいわゆるエンボスのように凹凸になっているんです。
そしてこれが、一瞬タオルのような肌触りというか、木綿の浴衣とは全く違うとても気持ちのいい着心地で、他では得られない感触なんですよね。特に暑い夏の季節にはぴったりです。
凹凸があることによって、この模様もただ点々に見えるだけではなく、ビロードのような不思議な見え方をします。これが動きに合わせてとても美しく変化して見えますよね。
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これは着ているところの足元に向かって写した写真ですが、わかりますでしょうか。裾に向かって、生地が折れているところ、しぼしぼのエンボスがあることによって色や模様の見え方が変わっています。この模様の質感の変化が、歩いたり動いたりごとに自然に変化するので、これがなんとも風情があるというか、こんな模様の着物他にあんまりないですよね。そういう意味では、花火大会もまぁいいですけど、ちゃんと模様が見える場でも着たい浴衣だと思います。
ちなみに自分が着ているのは例によって例のごとく中古で五千円とかで仕入れたものですが、いずれいつの日か、本場で本物を仕入れてみたいものだと思っています。
ちなみに有松・鳴海というのは愛知県の地名で、今でももちろんありまして、そして今でも昔ながらの街並みを保存して、昔ながらの浴衣を作り続けています。先日お祭りもあったみたいですね。一度訪れてみたいものです。。
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