直近のIMMデータから(7月11日)


集計日が7月11日(火)のCFTCのIMM通貨先物のポジションから、円、ユーロ、ポンド、スイス、カナダドル、豪ドル、NZドルの7通貨の変化を見てみましょう。

先週は独立記念日の休日が入り先週末時点での発表がなくコメントできませんでしたが、今回は6月30日と7月7日の二日分を含めて過去3週間のデータを注目してください。

7通貨ペアを見ると、円、ユーロ、スイスがロングでかわらず、ポンド、カナダドル、豪ドル、NZドルがショートで変化はありませんでした。もっとも、ユーロのロングは103,597コントラクトでロング全体の124,187コントラクトの83%近くを占めており、市場のセンチメントはユーロの先高期待に一極化してると考えてもいいでしょう。

円はロングを維持していますが、ロングは27,458→23,861→16,812と緩やかに減少しています。為替相場では直近数日間では円の買い戻しが目立っていましたが、集計日の7日時点では「動かぬUSDJPY」と、「他通貨での円安」が目立っていました。このポジションだけを見ると、EURJPYでは理にかなっていますが、他の通貨での円安は理にかなわない動きともいえるでしょう。

ポンドとカナダドルは極端なショートではありませんが、ネットで2万コントラクト弱のショートで変化はありませんが、為替相場で共に強含みで推移しているのが特徴ともいえるでしょう。

スイス、豪ドル、NZドルはネットで300台~3000台のコントラクトのショートで大きな変化は見られず。為替市場では取引量が比較的少ないことが理由の一つかもしれませんが、豪ドルが変化することを期待しています。

詳しくは別表を

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