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対策講座は受けるべきか 公認心理師を目指す方へ③

読んでくださりありがとうございます。
藤田大介といいます。第2回公認心理師試験を受験するにあたり何をしたのか綴っています。
今年受験される方のお役に立てば幸いです。

さて、前の記事でもちらっと触れましたが、僕は勉強は全て独学。予備校的なものや何かの対策講座は1つも受講しませんでした。その理由はいくつかあります。

①対策本で十分と思った
 本屋で対策本(これ1冊で的な標準テキスト)を立ち読みしてみて、範囲は広いけれど読んで調べれば十分理解はできると判断しました。

②わかりやすく教わるのはリスク
 学習効果の視点から。他人がわかりやすく教えてくれたものを聞く。これって自分の力になりづらい。理解した気にはなれるけど。それより泥臭く自分で書いて、調べてを繰り返す方が深く理解できる、そう判断しました。

③現場での経験を活かす
 自分の場合、医療、福祉、教育、産業分野にカウンセラーとして携わっていました。この分野に関しては、自分の経験、過去に直面した事例と照らし合わせながら学習する方が効果的。なので、みんなに向けて受け身で学ぶことになる講座等は合わないとの判断。
 個人的にGルートで受験する方は、働いている分野では専門家だと思ってます。ひとつひとつ、どう関われば良いか考え向き合いながら働いてきた方は、それと照らし合わせながら知識や標準的な考え方の確認をしていけば良いと思ってます。

④先輩からの助言
 周りに第一回に合格した方が数名いて、みなさん「普通にテキストを勉強すれば大丈夫」と言ってくれたので。付き合いが長く、僕の力を知っている方からもそう言われたので、すんなり信じました笑

⑤プロの対策はリスク
 その手の講座やらは、受験対策のプロがやってらっしゃると思います。ただ、公認心理師試験は出来たばかり。傾向と対策的なものが含まれていたら、リスキーだと思いました。近い領域の資格を参考に、「この辺りがポイント」というものが、公認心理師でも重要視される保証は無い。それより、どういう角度から出題されても対応できるよう、自力で土台作りした方が良い。仮に対策を受けて外れたら後悔しそうだと感じたので、自分には不要だと思いました。

⑥励まし合うのは嫌
 完全に個人的な好みだし、ひねくれてると思いますが、そうした講座やらで仲間ができて、みんなで励まし合いながら頑張ろうというのが苦手です。言われなくても各自、自分にあった努力は当たり前にする。そうした自立した強い個の集まりは好きなんですが。
 どういう人に出会うか分からないのは怖いし、自分で自分の動機付けはできると判断しました。

といったところです。この判断は、自分にとって正しかったと思っています。合格したからというのもありますが、それより前、現認者講習を受けた際に確信してはいました。


話が逸れましたが、別に講座を受講するのが悪いとは思いません。ただ、受講しない選択肢もあっていい。自分の現状はどうなのか、そこから合格までに何が必要か。しっかりと自分で考えるべき。正しい場所で、正しい努力を、徹底してやる。この正しさというのは、誰にでも共通するものではなく、個々人で違うもの。「みんながやってるらしいから自分も」で勉強するのが一番リスキーなのではないでしょうか。

現認者講習をどう活かすかや、効果があった勉強については近々書きたいと思います。
読んでくださりありがとうございました。それではまた。

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