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オークス馬はミアネーロ(たぶん)

オークスは消耗線ゆえに紛れない

オークスが行われる東京2400mは、3歳牝馬にとって過酷な舞台。
最後の直線は全馬足を余すことなく死力を尽くし馬群もばらけるので、故に実力馬が上位に来やすく、紛れた結果になることは相当少ないです。

波乱の年も結構あるんじゃって?
確かにそうですが、オッズ的にバレていないだけであって、そういった馬たちをよく紐解いていくと世代有数の実力馬だった、というパターンがほとんどです。

*23年15番人気3着 ドゥーラ
(札幌2歳S1着、オークスの次走クイーンS1着、阪神JF〜桜花賞にかけては脚余しまくり)

*22年10番人気2着 スタニングローズ
(前走フラワーC1着、同年秋は紫苑S、秋華賞連勝)

*21年16番人気3着 ハギノピリナ
(未勝利・1勝クラス連勝中、秋は2勝クラスでテーオーロイヤルに0.3秒差の勝負)

*20年7番人気2着 ウインマリリン
(前走フローラS1着、後の香港ヴァーズ覇者)
同13番人気3着 ウインマイティー
(前走忘れな草賞1着、後にマーメイドS1着、京都大賞典3着など)

*19年12番人気2着 カレンブーケドール
(前走スイートピーS1着、後に秋華賞2着、ジャパンカップ2着、天皇賞・春3着など)


どうでしょう。
近年の穴馬をざっと洗い出してみても、全馬かなりの実力馬でフロックで激走したわけじゃないのがはっきり分かります。
そして、前走を勝って来ている馬がほとんどで、今振り返ると逆になんでここまで皆低評価だったのかな?と思えてしまうくらいですね!(桜花賞組がそのまま強いレースでもあるので、分からないこともないですが)

こういった穴馬たち以外では、やはり桜花賞組の実力馬たちが順当に上位を占めています。
今年も桜花賞組は相当強いのでその傾向は変わらないでしょう。
しかし!私の中では、オークスに出たら絶対に本命にしようと前々から思っていた馬がいました。

◎ミアネーロ

です!!


この馬には前走のフラワーCで惚れ込みました。
完勝でしたが、走法的にも中山は決して向くタイプではなく、前走も馬場の内でストライドを伸ばしきれない窮屈な競馬。
真ん中〜外を回していればさらに圧勝していたはずです。
唯一負けた2走前の菜の花賞も、あれはルメール騎手の騎乗ミスでどん詰まりでしたのでまだ底を全く見せてないと私は睨んでます。
馬体や走法を見ると分かりますが、胴がスラっとして脚長でかなりの大跳び、どうみても大箱の2000m以上の馬です。
キャリアはメンバー中最小の3戦のみ。
伸びしろしかありません。

先週テンハッピーローズで津村騎手があっと驚く勝利を上げましたが、むしろ今週こそ彼は気合いが入っていると思います。
オッズも桜花賞組のおかげで10倍代前半くらいかなと思ってるので、美味しいオッズになるかなと楽しみにしてます。


とはいえやはり桜花賞組は強く、ステレンボッシュ以下桜花賞上位陣も崩れないと思います。
特にステレンボッシュは、桜花賞馬ですが本質マイラーではなくオークス向きの中距離馬。
距離が伸びるのは好都合で、出遅れや戸崎騎手がヘマしたりしない限りは上位争いは必至。
下手にアラを探さない方が良さそうです。

桜花賞3.4着のライトバックとスウィープフィートも崩れないと思います。
距離不安や折り合い難を指摘されてますが、3歳牝馬にとって春の時点で必要なのは距離適性よりもポテンシャル。
それに、オークスは桜花賞で上がり上位の差し追い込み馬が強いレース。(例えば桜花賞馬でありながら圏外に敗れたソダシやレーヌミノルは先行脚質でした)
桜花賞で上がり1.2位のこの2頭もかなり信頼が置ける存在です。
その中でもスウィープフィートにはより期待。
上がりはライトバックに続く2位ですが、直線同馬に上手く蓋をされてしまい追い出しがかなり遅れてしまったことを思うと、実質中身は1位相当の価値があります。
ゆったりとした馬体やストライドもミアネーロ同様に中距離で本領発揮しそうです。


枠順発表後に改めて予想は確定させますが、ほぼこちらの予想で勝負したいと思ってます↓↓

◎ミアネーロ

◯ステレンボッシュ

▲スウィープフィート

△ライトバック


※人気どころの消し馬

アドマイヤベル→一見オークス向きだが、前走メイチで上積みがないのとやや実力不足
クイーンズウォーク→陣営はオークス向きと口を揃えるが、グレナディアガーズの妹ということと馬体や走法的にどうしても2400mが良いとは思えない
チェルヴィニア→ルメール復帰で巻き返す可能性はあるが、前走の負け方が悪すぎて買えない。(直前入り口でもう無抵抗にステレンボッシュに交わされた)
牝馬でああいう負け方をした直後の巻き返しは厳しい。ルメールがステレンボッシュではなくこちらに乗るのは、評価が上なのではなく、木村厩舎で桜花賞前からの決まっていた、吉田氏個人名義の馬よりもサンデーR、というのが理由じゃないかと思っています。


ということで、私の中ではほぼほぼ

この4頭

で決まるとみてます。

日曜日を乞うご期待!


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