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【読書録】哲学はこう使う(堀越耀介)を読んで

堀越耀介著「哲学はこう使う 問題解決に効く哲学思考「超」入門」(実業之日本社、2020年)をご紹介します。 本の内容についてこの本は、哲学思考という考え方を身につけるための本です。 まず、哲学が「学問としての哲学」と、私たち個人が考えたいと思ったことについて自らの頭で考える「個人の中の哲学」に大別できるとすると、この本では「個人の中の哲学」を扱っています。そのため、ソクラテスやカントなど有名な哲学者の言葉や解説などはほぼ登場しません。あくまで、哲学思考とはどのようなもので

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      はじめにプログラミングは比較的手軽に学び始めることができる専門スキルとして人気ですが、この記事ではプログラミングを学ぶことによる副次的なメリットについてお話ししようと思います。私はデータアナリストなのでプログラミングといってもPythonを使って業務を効率化したり、データの整形・集計を行ったりすることくらいしか基本的には行いませんが、そんな私でもプログラミングに触れることによって新しい考え方を自分にインストールできたような気がしています。 副業やキャリアチェンジ、スキル習得

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        はじめに私がデータアナリストとしての業務を始めて約1年になりますが、取り組むべき課題を見つけるのが難しい、という課題を感じています。そこで、私が大学時代に勉強したデザイン思考というツールが使えるのではないかと考えています。 この記事では、デザイン思考とは何なのか、デザイン思考がデータアナリストにとって重要なスキルだと考えた理由についてお話しします。 デザイン思考とは二つのダイアモンド デザイン思考とは、答えのない問題に対してクリエイティブに解決策を創出するための考え方で

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