私の短歌:ユーモアのある歌
NHK短歌2021年8月1日放送分に投稿した私の短歌です。
ただならぬ恋は結ばれてはならぬ結ばれたならただ以下の恋
これが番組で不採用だったので、先生の講評を聞こうと今日の短歌教室に出してみたんです。そうしたら生徒さんの一人が「若いだけあって恋のことを考えてしまうのでしょうね」と私についてコメントされましたが、私は50代後半でもう若くないし、とっくの昔に恋愛は卒業しています。これは、自分でないある人(たち)を観察して、年齢差だとか婚姻を超えて恋愛をし「燃える」滑稽さを皮肉ったつもりでした。
クレーンで大怪我したい人以外 旋回半径立入禁止
ある日、外を歩いていて、大きな業務用の車の後ろに「旋回半径立入禁止」とゴシックでめちゃめちゃ目立つように書いてあるのを見て、じーっと観察してしまったのです。どうやら、荷台がクレーンになっている車のようでした。これ、ユーモア、ないですかね?ブラックですかねえ。
誉めている「糸引くような送球」と 糸があったら届かないけど
私はサッカー派なので野球はめったに観ませんが、たまに見ると、決まり文句みたいな誉め言葉があるようで、突っ込みたくなることがあります。たしかに、よい守備はまっすぐに味方に送球することが大事ですが、糸を引いたらどっかで止まっちゃうよね?って思いました。
雨上がりうちの花壇にみっしりとどくだみが咲く植えてないのに
どくだみって、どうしてある日どっさりといっぺんに咲くのでしょう。種をまいた覚えもないのに。
というわけで、今回も入選はしませんでしたが、自分では「ユーモア」のつもりでした。ちゃんちゃん。(終わり)
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