花を飾ろう、元気でいよう
医療関係者でも、いわゆるエッシェンシャルワーカーでもない中高年の私がいまできることは、「元気でいること」だと思っています。大好きなサッカー観戦はお預けだし、外出自粛でピラティスや友人との交流もゼロになりましたが、すぐに「プランB」に切り替えました。私のプランBは、家の中でのストレッチ、新しい音楽との出会い、料理や家事を楽しむことですが、これにプラスして最近は花を楽しんでいます。
駅前の花屋が長期休業に入ったいま、食品スーパーの一角にある花屋だけが頼りです。この花屋はフロンターレのサポートショップでもあり、しかも値段はリーズナブル。店員さんが「元気な方に替えておきますね」と親切に言ってくれたりと、フレンドリーでもあります。自粛期間に入り、平日は夕方5時で閉店なので、花が買えるのはもっぱら週末だけですが、お花を作る農家の方を支えることにもつながれば、と思っています。
冒頭のトルコ桔梗を買ったのは先週の日曜日のこと。6日たった今日のお昼に写真を撮ってみました。こんなに長持ちするなんて感動です。トルコ桔梗は同じ株に白とピンクの花が同時に咲くんですね。この年になるまで知らなかった。しかも、時が経つにつれて色あせ、白い花はピンクががった色に、ピンクの花は白に近づいていきます。まるで人間の男女の老年期のようで、1週間の間に一つのドラマを見るようです。
そしてこの小さな花束は、今週から始めた「お花の宅配サービス」です。送料込みで1150円(税抜き)の継続サービスを、試してみることにしました。スーパーの花屋さんでは、数百円で大きな花瓶いっぱいの花が買えますが、こちらの宅配は、手間賃や送料の部分が大きいのでしょう、より多い金額を出しても、質と量は半分以下になってしまいます。それでも、自分の知らなかった新しい花に出会う喜びがありますし、組み合わせの勉強にもなります。
「アストロメリア、スプレーバラ、ホワイトレースフラワー、ニゲラ・・・(中略)コロナに負けないで!」というメッセージが、梱包材に入っていました。「不要不急のもの」が切って捨てられがちな今日この頃だからこそ、不要不急な美しいものに触れて心も体も元気でいたいものです。
(参考)お花の定期便はこちらを使っています。なんと、私が利用し始めた後に、初回無料キャンペーンが期間限定で始まったらしく、1回損した気分ですが。(笑)