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鬼滅の刃の映画があそこまで爆売れした理由を考えてみる #182

2020年に公開された鬼滅の刃の映画が興行収入400億円を超えて歴代一位になったのは記憶に新しいですね。

今回は今更感ありますが、なぜあそこまで鬼滅の刃の映画が爆売れしたのか考えてみます。

まず真っ先に思い浮かぶのが映画の公開がコロナ禍のタイミングだったことです。
それもみんな神経質だった2020年です。
あの頃は外出して飲んだりするやつはクズだと言う風潮がかなり強かったですね。

そんな中、映画は声を出さないから感染リスクが低いということで数少ない外に出ても許される娯楽でした。
みんな外出たくイライラしてたタイミングで面白い映画が出たとなったら鬼滅に大挙して人が押し寄せてくるのもうなづけます。

コロナで家にいろ!となった時に暇つぶしのために、ネトフリやアマプラに加入する人が増えたといいます。
そこで映画公開前に鬼滅の刃を見てハマってる人が大量にいたのも大きいと思います。

それ以外にも鬼滅の刃のテーマが奇跡的にコロナ禍の世相と一致したのもあるでしょう。
鬼のモデルは病気だといいます。

上弦の壱の黒死牟という鬼がいますが、これは黒死病をもじった名前ですし、上弦の陸の堕姫の人間の時の名前は梅で梅毒がモチーフでしょう。

病気がモチーフとなった圧倒的な強さを持つ鬼と戦う主人公たちという鬼滅の内容がコロナと戦う人類という現実と一致したのもあそこまで鬼滅がヒットした要因だと思います。

また忘れちゃいけませんが、そもそも鬼滅の刃の映画がクオリティが高いというのもありますね。
ぶっちゃけ私は映画館で泣きましたから。
ストーリーだけでなく映像のクオリティが尋常じゃなかったのでそりゃ売れるわと妙に納得したのを覚えています。

近年ではSNSの普及によって口コミが簡単に手に入るようになりました。
いくらでテレビで〇〇が大ヒット中ですとか言ってもそれほど人の心には刺さりませんが、親しい友達のこれ面白いよは効果抜群です。
鬼滅面白かったとか友達がSNSで投稿してるのを見たら、自分も見に行ってそれをまたSNSに投稿して、別のフォロワーがそれを見てという連鎖が発生します。
これが現代のヒットの法則だと思います。
まあクオリティが低かったらこの連鎖も発生しないんですけどね。

こんな感じで鬼滅が流行ったのには色々要因はあると考えてますが、まあ一番運ですね。
クオリティ高いし原作も面白いですが、コロナのタイミングにたまたま重なったのがかなり大きいと思います。

我々にできるのはクオリティ高いものを作るだけ、あとは運。
人事を尽くして天命を待つというのが鬼滅の成功から学べることだと思います。

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