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綺麗事ばかりの世の中の弊害

最近、トランプ元大統領が暗殺をギリギリのところで回避してノリに乗っていますね。バイデン大統領は流石にこのままでは負けそうということで辞退し副大統領のハリス氏が大統領選を戦うことになりそうです。

私自身はトランプもバイデンもどちらも支持しているわけではないんですが、トランプのような歯に物着せぬ存在が大人気になってしまうのは今の時代のトレンドだよなぁと思って見ています。

最近の世の中はやれコンプライアンスだ、不適切だと過剰なまでにクリーンさを求められます。東京オリンピックでは不適切発言や過去の行動を掘り返されて次々といろんな人が公的な立場から追放されたのは記憶に新しいですね。

漂白されすぎた世の中の反動としてなんでも好き放題言ってくれるトランプのような存在が求められています。日本で言えばひろゆきだとか成田悠輔がその代表格です。彼らは普通に他人を頭が悪いだとかバカだとか言いますし、成田に至っては高齢者はみんな自害した方がいいなどと言って炎上したにも関わらずいまだに人気があります。

まあ成田に関してはその発言のせいでCMの仕事がなくなったりしていましたが、ひろゆきは過去の犯罪行為を普通に配信で語っているのにも関わらず、CMにバンバン出ていたりします。

コンプライアンスを気にして日和ってしまう人がほとんどの中で、彼らは言いたい放題言うので視聴者は面白えと感じてしまうため、人気を博しているのでしょうね。

光が強ければ強いほど影は濃くなる物です。昔に比べれば、なんでもハラスメント認定される今の世の中は不快な思いをする機会は減り良くなっています。ですがその代わりに言いたいことがあっても言えないフラストレーションを抱えることも増えたことでしょう。その捌け口となっているのがトランプでありひろゆきであり成田なのだと思います。

こう言う書き方をするとひろゆきや成田のアンチだと思われるかもしれませんが、そんなことは全然なくて彼らの出ている番組や動画も見ますし、なんなら彼らの本も買ったことはありますよ。

なのでこの文章は自分へのブーメランでもあるのですが、彼らが求められるような世の中ってある意味病んでるよなとも思うのです。

最近だとひろゆきや成田ほどの人気はありませんが、たぬかなだとかジョージだとか、言っちゃいけないことを言っちゃうニュースターも出てきていますね。もちろん自分も面白えと思いながら見ているわけですが。

もう少し言っちゃいけないことを言っちゃってもいい世の中になった方が、生きやすいのかもなーと思う今日この頃です。

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