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植物から教わった使命

なんだかガジュマルの状態が良くなさそうで、幹を触ったら一部がブヨブヨしていてた。
ネットで検索したらまぁ色々と出てきたんだけど、ここ最近ガジュマルだけじゃなくて色んな植物を観察してきた訳だから、調べるのをそこそこにして、ちゃんと見て触りながら、何をどうすべきか自分で考えて、ガジュマルを救おうと思った。

結果的にはこのように、箸を松葉杖のようにして支えながら、立たせている。
ブヨブヨしていたところをそのままにしていい訳がないと思って、ハサミを入れて開くと、変な匂いはしなかったけど、黒くて艶があって良い言い方をするなら、チョコレートソースのような、そんな色をしていた。そして1番膨らんでいたところは、良い言い方を台無しにしてしまうが、米粒以下の白い卵と虫がいくつもいた。
その部分から根にかけては、ハサミを入れるまでもなく勝手に崩れてしまうほど朽ちてしまっていて、あぁブヨブヨした部分は成長させるための機能を果たせていないんだろうなぁと悟った。
なのでぶよぶよのところは遠慮なくハサミを入れて行って、固く張りのある部分だけを残そうとしたら、幹全体の5割以上が無くなってしまい、そのままだと倒れてしまうのでさっきの写真のように、箸で支えたのだ。

たくさん木と土を触って、虫を見たりして、なんだか心が健康になっている気がした。
虫も最初は気持ち悪かったけど、ずっと見ていると慣れてきて、あぁなんか虫も頑張ってるんだなぁという気になれた。
全体を通して人間をしているなって思った。
特に育てて食べるという目的もなく、ただ頑張って育てようという気になれるのは、蜘蛛が誰に教わることなく糸を張って巣を作ろうとするように、人が地球から与えられた使命なのかもしれない。
なんか壮大。

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