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第五十話 ただ風が吹いているだけ

こんばんワイパー
32歳男性です。

人は誰も ただ一人旅に出て
人は誰も ふるさとを振りかえる
ちょっぴりさみしくて
振りかえっても
そこにはただ風が吹いているだけ
人はだれも人生につまずいて
人はだれも夢破れ 振りかえる
プラタナスの 枯葉舞う冬の道で
プラタナスの 散る音に
振りかえる
帰っておいでよと振りかえっても
そこにはただ風が吹いているだけ
人は誰も 恋をした切なさに
人は誰も 耐え切れず振りかえる
何かをもとめて振りかえっても
そこにはただ風が吹いているだけ

振りかえらず ただ一人一歩ずつ
振りかえらず 泣かないで
歩くんだ

何かをもとめて振りかえっても
そこにはただ風が
吹いているだけ
吹いているだけ

ご存知!はしだのりひことシューベルツの
『風』
の歌詞ですね。

今ならそこにはただ風が吹いているだけの意味がわかる気がします。

我々は何もないところから生まれました。

そして何もないところへ帰ってゆきます。

それが人生であります。

その人生の中で喜び、悲しみ、怒り、生きていることを謳歌します。

出会い、別れ
そして
別れ、出会う。

それが人生なのかもしれません。

人は生まれた時から道の中にいて
その道をまっとうするために生きているのかもしれません。

そして最後には、何も残らない。
そう、ただ風が吹いているだけなのであります。

ならば一度きりの人生を謳歌しようではありませんか。

どうせ一度きり。楽しくてもつまらなくても、悲しくても嬉しくても

人生はたったの一回きり。

どういうふうに生きたって自分が後悔しない方へ歩を進めるべきなのだと思います。

『念ずれば花開く。』


ただ無意味に、何も考えずに生を貪るのは勿体無い。

どうせ生きるなら、自分のやりたいことを、なりたい様を思い描いて

強く思い描いて、一歩一歩人生という道を踏み締めていこうではありませんか。

誰かを憎んだり、羨んだりしても仕方がない。

自分は自分。人は人。

徳を積み、愛を分け与えることができる人になりたいものです。


お遍路が終わるまであと20を切りました。


お遍路に行く前までは

元カノに執着し、固執し、思い通りにならないことに悲しみを覚えていました。

しかしお寺を周り、自分と向き合い、仏に手を合わせることで自ずと心に平穏が訪れました。

人生とは、自分自身のものであり、

また彼女の人生も彼女自身のものであり、

道を違えるという選択をしたならば、それは尊重しなければいけない気持ちなのです。

本当に愛しているのなら、ただただ彼女の幸せを願うことをすればいい。

そして、自分が幸せになる方向へまた歩み出せばいいだけのこと。

涙で目の前が霞もうとも、必ず1000歩か10000歩先には自分の幸せも待っている。

進もうではないか。1歩1歩。


そう。1歩1歩。

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