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下落局面でも低リスクで生き残る投資家8年生の投資戦略

4月19日(金)の日経平均株価は、一時1,300円安となるなど、大きく下落し、4月に入ってから、2月・3月の上昇分をほぼ全て飲み込みました。

https://news.yahoo.co.jp/pickup/6498442

その要因としては、イラク・イスラエル間の緊張(中東情勢の緊迫化)が挙げられています。

こうした下落が起こると、暴落か?などと言われるようになりますが、現段階では2~3%程度の調整にすぎません。
もちろん、これから本格的な下落局面に突入する可能性はありますが、一時的に反発する可能性もあります。
これから株価がどう動くかは誰にもわかりません。

とはいえ、予想するのは無意味ではありません。全てを「想定内」にすることができれば、メンタルを崩すことなく投資家として生き残ることができるからです。


ブレないメンタルを身につける


「投資はメンタルが9割」と言っていいほど、相場は人の感情を動かします。
・株価が上がれば、嬉しい、まだ上がるかもしれない
・株価が下がれば、悲しい、まだ下がるかもしれない
という具合に、一喜一憂してしまうものです。

相場のサイクルをした次の図を見てください。

相場のサイクルとともに、投資家がどういった心理状況にあるのかを説明した良い図です。

また、アメリカの著名投資家のジョン・テンプルトンの格言とされる次の言葉も、相場のサイクルを分かりやすく表しています。

強気相場は、悲観の中に生まれ、懐疑の中に育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく

投資をしているのは人間のため、相場は人の感情によって上昇・下落します。そして、時にはその上昇や下落はいき過ぎてしまうもの。

「周りの投資家がどういう状況にいるのかを把握すること」に努めれば、自分の感情という「主観」ではなく、「客観」的に相場を眺めることができるようになってきます。


暴落はチャンス。でも…

・暴落はチャンス
・暴落時に買いに行け

こうした言葉も最近は耳にするようになってきました。

ただし、ここで注意すべきなのは、暴落時に「全力」を出してはいけないということです。

直近の暴落といえば、コロナショック。
底のタイミングで全力買いができれば、短期間で資産を2倍・3倍にできたでしょう。
しかし、底がいつになるかは誰にも分かりません。

そこで、暴落時には、分けて買っていくことでリスクを減らしつつリターンを得ていくことが大事になってきます。

私が実践しているのは、「試し買い→追加買い→本気買い」とキャッシュに濃淡をつけて買っていく方法です。


分けて買う


今回のような調整に見える下落が起きた場合、まずは静観します。
下落1日目に買いにいくことはほぼありません。
これまでの経験上、調整の場合は、膨らみ過ぎた含み益を解消する動きに入るので、1日目に買ってしまうとまだ高値掴みとなってしまう可能性が高いからです。

ここから続落すれば、試し買いを検討します。
試し買いは、キャッシュの約1割を目処にして、次の追加買いに備えます。

試し買いの後、下げが止まるような動きを見せた場合には、追加買いをし、反発を確認できたタイミングで本気買いをします。
試し買い:追加買い:本気買い=1:3:6のようなイメージですが、相場の状況により割合は変わってきます。


優良高配当株が狙い目


下落局面では優良高配当株が狙い目となってきます。

高配当株は普段はなかなか株価が下落せず買いにくいのですが、暴落局面となると連れ安でバーゲンセールになることがあります。

仮に、大バーゲンセールとまではならなくても、高配当株は下支えがあるため、購入後の下落リスクも相対的に低くなっています。

暴落時に優良高配当株を狙えるよう、普段から高配当株の監視リストを作っておくのがオススメです。

暴落時に買ってずっと持っておくのもよし、利益が乗った段階で売ってしまうのもよしです。

ちなみに、私の監視銘柄は次のポストのとおり。

https://twitter.com/daichiblog/status/1744480347134267434

これらの銘柄を含め、約100銘柄の高配当株監視リストを作っています。




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