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近況報告と、息子が産まれて思うこと

こんにちは、東京大学の池谷裕二研究室で脳・老化・人工知能の研究をしている紺野大地です。

私事で恐縮ですが、本日31歳の誕生日を迎えました。
30歳を振り返ると、「子どもの誕生と本の出版」という、人生でもとりわけ思い出深い1年になりました。

そしてこの3月で、いよいよ4年間の大学院博士課程が終わろうとしています。
「自分はこんなにも無力なのか」と打ちのめされて始まった博士課程でしたが、今振り返ると、4年前には想像もしていなかった方向へと人生が進んだ時期になりました。

博士課程を通じて、「自分が好きなこと・得意なこと・苦手なこと・嫌いなこと」をはっきり認識できたことは、大きな財産となりました。
できないことは山ほどあるけれど、それでも自分にできることも確かにあると分かったことは、とても嬉しい気づきでした。
博士課程に進んで良かったと本心で思います。

大学院では脳や人工知能について研究しましたが、この分野には計り知れない可能性があると日々感じます。
今後もこの分野に貢献できる道を模索しながら、自分にできる形で世界を前に進めていきたいと考えています。
(密かに、大きな野望も持っています笑)

来年度について

4月からはひとまず東大病院で医師として働きますが、アカデミックな活動も続けていきます。
(この件については、いずれまたご報告できればと考えています。)
加えて、脳や人工知能の情報発信も続けていきたいと考えています。
「神経科学の研究を志す人やファンを増やすこと」は、ライフワークの1つになりそうです。

息子が産まれて思うこと

最後に、最近感じることを記して終わろうと思います。

昨年の10月に子どもが産まれて、世界がこれまでとはまた違って見えるようになってきました。
ベビーカーを押して近所に散歩に出かけると、息子はいつも興味津々に世界を見つめています。
僕にとってはありふれた風景なのですが、息子にとっては全てが初めて見るものばかりで、驚きに満ちているのでしょう。
そんな我が子を見ていると、何だか僕まで世界が驚きに満ちているかのように感じてきます。

これからも、日々成長する我が子に世界の新しい見方を教えてもらうのが楽しみですし、一緒に成長していきたいと思います。


というわけで、ごく簡単な近況報告でした。
2・3月は久しぶりに少し余裕があるので、溜まっていた本を読む時間や、新しいことを勉強する時間をしっかり取りたいなと考えています。

ではまた。

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