苦手という才能
みなさんにも、苦手なコトの一つや二つはあるのではないだろうか?
僕はコミュニケーションが苦手だ。
楽しく話はできる。しかし、伝えたかったことが実は伝わっていなかった、という経験がとても多い。前回のnoteに合わせて言えば、フレンドリーコミュニケーション力はあるが、ビジネスコミュニケーション力がない。話の要点をまとめる力、ロジックで組み立てる力が特に不足しいると感じている。
なぜ、得意でないことでnoteを書いたのだろう。
その以前に、なぜ考えを深めようと思ったのだろう。
お気づきだろうが、その理由は「苦手だったから」だ。
苦手なものは、できるものなら克服したい。
特に、コミュニケーションなんてものは絶対に使うものだから、絶対に克服したいと僕は思った。
克服のために、まずは日ごろの自身のコミュニケーションを自己分析し、ネットで検索して対策を立てた。
<課題>
①着地点を決めずに話し始めている
②話が四方八方に逸れている
③同じことを何度も言ってしまうetc....
<対策>
①話し始める前に、一度考える間をとる
②PREP法(結論→理由→事例→結論の順で話すこと)を常に意識する
③極力話を短くすることを意識するetc...
この課題と対策は、あくまで仮説にすぎない。
次に検証だ。実際に人とのコミュニケーションで常に上記を意識し、そのフィードバックをもらうことにした。
1か月程して、インターン先の上司からフィードバックをもらった。
仮説通り、「話が長い」「結局なんの話だかわかっていなかった」「理解するのにストレスがかかっていた」などが他者目線からも課題として捉えられていた。嬉しかったのは、対策の功が出ていたこと。「前より聞きやすくなった」「早く理解できた」などのフィードバックも貰えた。
もちろん、気付いてなかった新しい課題も見つかった。現状の対策のブラッシュアップ新しに加え、新しい課題の対策を同時進行で考え実行している。
仮説→検証→反省→仮説’→検証’→反省’→仮説”→検証”→....
まだまだ、人と比べると”苦手”の域ではあるが、着実に成長を感じている。
人とのコミュニケーションで仮説だの検証だの考えるのは、一般ではないと思っている。だいたいの人は自然とできているから。
その分あまり深くは考える機会はないのではないだろうか。課題に感じていないのだから。
上司は「そんなこと、考えたことも無かったよ」と言った。
世の事業の多くは、誰かが抱える課題から発している。
それを解決せんと思考するからこそ、新しい何かが生まれている。
”苦手”は、思考のキッカケを与えてくれる。
実は、”才能”かもしれない。