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中国輸入でOEMはおすすめできない!?

一昔前からオリジナルブランドと称して中国輸入ではOEMが流行ってて、OEMじゃないと稼げない!と思ってる初心者の方が増えてきてるような感じがします。
でも実情はどうかというとぶっちゃけOEMに参戦しなくても月収100万円程度であれば全然稼げちゃいます。

私はOEMでランキング上位商品になっているものもいくつかありますが、単純新規出品といって既製品を仕入れて販売するほうがメインです。

OEMを否定するわけではないんですが、特に初心者の方にはOEMはおすすめできないんです。

OEMをおすすめできない理由をまとめたので参考にしてください。

1.通常よりもリサーチの精度が求められて時間がかかる

OEMする商品をリサーチしようと思ったら、ただ売れてる商品をリサーチして仕入れるというだけではなく、その商品の改善点を調べるという作業が一つ追加されます。
ベンチマークした商品のレビューをみて調べてみたり、その商品についてググって自分なりに知識をつけて改善点を洗い出してみたりとこれが結構時間かかります。
この時点で挫折してしまう初心者多数です。。。
あるジャンルについて専門的な知識をもっている方であれば、あまり時間をかけずにクリアできそうな障壁ですがそうではない方には苦労する点です。

2.商品制作に苦戦する

やっとの思いでベンチマークした商品の改善ポイントを明確にしたところで、OEMの発注に入ります。
まずはひな形(サンプル)の制作からです。中国のパートナーもしくは代行業者に改善点を記載した仕様書を送って中国工場でひな形の制作をしてもらうんですが、イメージしていた通りのひな形が一発で仕上がらないこともあります。
何度も制作をしなおしてもらったり、工場をかえたりとここにも結構時間がかかっちゃいます。
また、改善内容によっては予定していた仕入れ単価より値段が上がってしまって販売しても利益が取れないなんてこともあります。
せっかく苦労して洗い出した改善ポイントもまたゼロから練り直しになってしまいます。

3.仕入れはもちろんロット

OEMで発注するということは工場に新たな商品を生産してもらうことになるので、当然ロットでの仕入れになります。
商品によってもロット数量は大きく異なりますが最低でも100個~200個だったり1000個からOKなんて商品もざらにあります。
仮に一か月の販売見込み数量が300~400個の商品でロットが1000個だった場合には在庫を捌くまでに3カ月かかります。
また、既製品の仕入れと違いOEMは生産するところから始まるためリピート注文するときにはかなり早い段階から注文する必要があります。
在庫がなくなる前には仕入れをしたいので、1ヶ月半くらい前にはリピート仕入れの注文を入れておきたいところです。
(既製品であれば2~3週間前でもOK)
そうなると資金力の低い方はキャッシュフローが悪くなり資金が回らなくなってきます。
せっかく販売が好調でもいまいち儲かってることが実感できないことを痛感しだします。

4.高い販売スキルが求められる

ベンチマークした商品によってもかわりますが、OEMでは仕入れがロットになるためベンチマークする商品もそれなりの数量が売れている商品となります。
たくさん売れている商品がライバルということは、自分の商品を売るためには販売ページのクオリティ、キーワードの設定、広告運用、価格戦略などいつも以上に高いクオリティが求められます。
リサーチから商品制作まで苦労してきましたが、制作ができたら成功ではありません。
せっかく制作しても売れなければ意味がないので販売にもかなりの力を注ぎこみます。
当然、まだ販売経験の浅い初心者にはかなりハードルが高い作業となります。

5.売れてもすぐに真似される

OEMに限らず言えることではありますが、1~4までの工程で成功したとしてもAmazonランキングで上位商品に位置すると良くも悪くも目立ちます。
差別化をしっかりと図り参入障壁を高くすることができていない場合には、同じようなOEM商品がAmazonに続々と並んでいきます。
真似してきた商品は自分よりも大幅に価格を下げてくるのでシェアを奪われます。
たいした利益が出せなくなって撤退することになってしまいます。

上記であげたように初心者にはかなり参入障壁が高いのがOEMです。
もちろんOEMのみで爆発的に稼いでいるセラーさんもいるためOEMに参入してはいけないというわけではありません。
ただ、初心者がまずやるべきなのは単純新規出品という既製品の仕入れです。
そこでしっかりと利益を取れるようになってから取り組むことをおすすめします。

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