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勇気や自信がなくても、人生を面白くするコツ


 

「どこで働いているのか」 よりも、「何ができるのか」 が大切な時代

 唐突な話ですが、私は転職を1度経験しています。
 ちょうど30歳になる年、ほとんどエイヤに近い形で飛び出しました。
*エイヤとは、「後先を考えずにやってしまう」を意味するJTC用語です。
 そして34歳になった今、改めて自分のキャリアを見直しているところです。こういうのは車検と同じようなもので、定期的にやったほうが良いんですよ、たぶん。
 「終身雇用の維持は難しい。」トヨタ会長の豊田さんが語ったのは2019年、コロナ直前の秋でした。直近でもオムロンや住友化学、東芝など国内有数の企業がリストラをしているようです。自分の会社が大丈夫か、胸に手を当ててよく考えていただきたいです。
 よく分かりませんよね🐤🐤🐤(もし大丈夫だと思ったら、これから先の文章は読まなくて大丈夫です。netflixで三体の配信が始まったので、そちらを観て感想を教えてください。)
 なので、終身雇用を前提としたキャリアプランは避けておいたほうが身のためな気がします。仮に運よく65歳の定年を迎えられたとして、そのあと平均寿命まで何もしないのは退屈すぎます。ちょっとでも働けたら楽しいですよね。



半歩でも、自分だけの冒険を

 じゃあ何をしたら良いのか。転職をした方が良い気もするし、起業した方が良い気もする。翌日には転職しないで今の会社でキャリアアップした方が良い気もする。ブラックを飲みたい気もするし、いっそカフェモカが飲みたい気もする。そんな毎日を過ごしているときに1冊の本に出合いました。こちらです。

 「エフェクチュエーション」は不確実な状況の中で、限られた資源をもとに意思決定を行う際のやり方です。その中には「許容可能な損失の原則」や「手中の鳥の原則」が紹介されています。ほかにも色々書かれていますが本日は触れません。ぱおん。

 許容可能な損失の原則:

 「許容可能な損失の原則」は、自分が許容できるリスクの範囲内であれば失敗しても良いと判断する姿勢です。これは同じ人でも、何に対するリスクを考えるかによっても変わります。私は3.000円以内なら本をジャケ買いできますが、洋服は3.000円以上のもので失敗すると落ち込みます。大切なのは、これから新しいチャレンジをするときに自分はどこまでの損失を許容可能だと考えられるかをあらかじめ知っておくことだということです。そうすれば例え失敗しても自分の中で腹落ちができます。さらに面白いのは、人は何かを得るときではくて失うときに本質が現れるように思うことです。自分がリスクを冒すとき、無意識に守ろうとしているものは何なのか。自分の知らない自分に出会えるかもしれません。

 手中の鳥の原則:

 「手中の鳥の原則」は、自分の持っている資源を有効に活用する姿勢です。企業で働いていると、「○○という目的の達成のために△△という資源を活用する」という文脈で資源という言葉が出てきます。この手中の鳥の原則では、目的ありきで資源を活用するのではなく資源を活用した先に目的を見出すことを志向しています。少し縁遠くなった知り合いに、久しぶりに連絡をしてみるのも良いと思います。思いもかけないアイデアがもらえるかもしれません。そうでなくても、古い友達と話すのは楽しいですよね。

 ここまでの話をまとめると「半歩でもいいから、自分だけができる冒険をしてみよう」ということです。一歩が踏み出せないのなら、半歩で良い。誰かに評価されるためではなく、自分の手近なところから前に進んでみませんか。


自分の人生にサプライズを贈ろう

 ここからはまた私の話。自分の許容可能な損失の原則を考えてみた結果、いきなり企業するのは難しいと思いました。家族もいるし、家のローンもある。小心者には到底抱えきれない重圧です。とりあえず他企業の人と話してみたら何か解決するかも!と思って見つけたのは京大でやっているイベントでした。ページを見ても内容がさっぱりわかりませんでしたが、参加費も、拘束時間も大したリスクでなかったので参加しました。

 イベントのテーマ「二項対立」については何一つ話しませんでしたが、幸いなことに面白い方に出会うことができました。現在はその方と新たなアイデアの実現に向かって人を集めています。ビジネスと言えるものではなく、おそらくマネタイズも出来ませんがとてもワクワクしています。自分の思ってもみなかった方向に人生が動いていく感覚に、「自分の人生にサプライズが起きた!」と思いました。
 仕事と家の往復に飽き飽きしている、知り合いの独立に気持ちがモヤモヤしている、そんな方は多いのではないでしょうか。勇気や自信が無くても、人生を面白くする方法はきっとあります。エフェクチュエーションを使って探してみてください🌟

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