住みながらのリフォームの注意点
建替え工事やリノベーション工事を行う際には、
仮住まいへ引越しをしますが、
リフォーム工事では、ほとんどが住みながらの工事になります。
今回は、工事ごとの注意点をご紹介します。
外部塗装リフォーム工事
外壁や屋根を塗装するリフォーム工事の場合、
建物の周囲には足場が設置され、飛散防止シートが張り巡らされます。
そのため、庭が狭まり、移動や作業が通常よりも難しくなるので
外部物置などを頻繁に利用する場合には予め中身を移動しておく
プランターや鉢植えなどは移動しておく
自転車などの置き場所を変える
などが必要となります。
自動車については、駐車場を利用できるように足場を設置することが多いですが、傷や汚れの可能性があるので、状況によっては、近隣駐車場に移動するのが望ましい場合もございます。
他に、窓やドアなどにはビニールの養生が設置されますので、窓の開閉が出来ない期間があります。
また、基本的はバルコニーでの物干しが難しいとお考え下さい。
浴室・脱衣室リフォーム工事
工事期間中はお風呂は使えません。
また、洗面脱衣室も併せて工事する場合が多いので、
洗面脱衣室も使えない場合もございます。
敷地に余裕があれば、
工事現場などに設置する仮設浴室・シャワー室を設置することもできます。
キッチンリフォーム工事
工事期間中はキッチンは使えません。
例え、システムキッチンの交換は無くとも、
安全面や衛生面を考えますと、
工事期間中のご利用はお勧めできません。
お料理をする場合には、卓上コンロ・ＩＨなどを利用していただくことになります。
また、洗い物は洗面台などを利用していただくことになります。
トイレリフォーム
工事期間中はトイレが使えません。
トイレが１ヵ所の住宅の場合、
２日以上かかるトイレリフォーム工事、
例えば、和式便器から洋式便器への改装、トイレの全面改装、
などを行う場合には、仮設トイレの設置などが必要になる場合があります。
玄関リフォーム工事
工事期間中は玄関からの出入り及び施錠が出来ません。
２日以上かかる工事の場合には、
防犯のため、合板等を打ち付けて壁をふさぐことは出来ますが、
出入りは出来ません。
勝手口など別の出入り口が無ければ、
カバー工法など、１日で工事が完了する工法を検討するのが望ましいです。
内装リフォーム工事
工事期間中は対象となる部屋をご利用になれません。
また、対象の部屋から家具などを移動する必要がありますので、
荷物の一時的な移籍先を確保する必要があります。
最後に工事に関するご理解をお願いします
居住スペースであるご自宅の中、または、外部で工事を行っておりますので、音、振動、臭い、埃、ゴミ、などは必ず発生します。
各建設業者はご注文いただいたお客様への配慮はもちろんのこと、近隣の方々への配慮はしながらの作業は心掛けていますが、それでも、必ず、これらは発生することをご理解いただければと思います。
お施主様はご自分の家のことですのでご理解を得やすいですが、ご近隣の方々にとっては不便でしかないと思います。
「いずれはどこのうちでも工事をするのだから、お互い様だろ！」
と言うことではなく、私たち以外の業者でも、施工業者が中心となってお施主様、ご近隣の方々の双方になるべくご負担を掛けないよう注意して作業していますので、工事中は宜しくお願い致します。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。