あなたの家も見られています
SNS時代、
自宅、職場、学校、など様々なシーンを一般の方々が撮影した画像、動画が公開されています。
そうした画像などから、住所などが特定されてしまい、トラブル、犯罪に巻き込まれてしまうなどの事件も発生しておりますので、気を付けなければなりませんよね。
自分では全く気になっていなかった背景が、見る人によっては重要な情報となり、意図していない方向に物事が動き出してしまうかもしれません。
■他人は家のどこを見ているか
1、外観
外観は世間に公開されていますので、近くに行けば誰でも眺める事が出来ます。
見えないほどの高い塀で覆い隠すことも出来なくはありませんが、日当たりや風通しが悪くなるので、あまりお勧めではありません。
外観とは、住宅本体の事だけでなく、門まわり、庭まわり、樹木なども含まれます。
ですから、如何に立派な住宅であっても、
家の周りが殺風景であれば、殺風景な印象を受けますし、
家の周りが雑然としていれば、雑然とした印象を受けます。
私の勝手な考えでは、
その家の植栽(雑草なども)を見ると、その家の様子の一端が見えてくるような気がします。
2、玄関
玄関ドアによる印象もありますが、
玄関を開けた時に入ってくる風景が外観で得ていたその家の第一印象を決定づけます。
スッキリとしている玄関
観葉植物や花が飾られた玄関
無垢材など自然素材で設えられた玄関
物が溢れている玄関
狭い玄関、広い玄関
などでその家がどんな家かが見えてきます。
3、リビング
来客が通されることが多いのがリビングだと思います。
ここから見える物は何か?
室内の明るさ
部屋の広さ
天井の高さ
内装の色柄
キッチン周り
家具の配置
などです。
人によって一番に目が行くところは異なるとは思いますが、
自宅との共通点
自宅との相違点
に目が行くのではないでしょうか!
「うちと同じだ」
「うちよりも・・・」
家は分かりやすい比較対象が出来ますので、ついつい目がいきますよね。
4、トイレ
リビング以外では、トイレを使わせてもらう機会があると思います。
そうするとやはり自宅との違いが気になります。
内装はもちろん、
トイレ機器の性能にも目が行きます。
自動で蓋が開閉した
立ち上がったら勝手に水が流れた
座ったら音楽が鳴った
など、日本のトイレは世界最高峰の技術とも言われるほどですので、最新のトイレには皆さん関心があるのではないでしょうか。
5、家具家電
家の造りは気になるところですが、
それと同じくらい、設置されている家具や家電も自分が持っているものと比較しやすいので目が行きやすいと思います。
テレビの大きさ、ソファの質感、テーブルの材質、など気になりますよね。
■プロはどこを見ているのか
プロとは言え、好みや志向もありますので、全く同じということはありませんので私個人の意見としてお話ししたいと思います。
ズバリ、バランス・調和 です。
「間(ま)」と呼ぶこともありますが、見ていても心が波立つことなく、落ち着ける空間であるかどうかを見ています。
例えば、せっかくシンプルモダンのスッキリとした空間なのに、ナチュラルな家具が配置されていたり、ただただ広いLDKで使い勝手が良くなさそうとか、そんなところが目に付きます。
■犯罪のプロはどこを見ているのか
建物に侵入する経路、侵入する場所、を見ているのはもちろん、
人目に付きやすいかどうかも見ているそうです。
見えないということは犯罪者にとっては嬉しいことのようです。
高い塀が防犯性が低いと言われるのはそのためです。
また、バルコニーなども入ってしまえば外部から見えないので、上りさえ出来れば防犯性は高くはありません。
外部から見通しが良いこと
人感センサーライトで夜間も照らすこと
防犯カメラの設置
上り下りの足場となるような物置などを家の周りに設置しないこと
などは一定の防犯対策になると考えられます。