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私の特技をご紹介します

人には自慢できる(かどうかわからない)
特技が一つや二つあると思います。

  • 一度あった人の顔と名前を記憶できる

  • 一度行った場所には地図を見ずに行ける

  • 一度食べた料理を再現できる

など、
遺伝的な才能なのか、
後天的に習得した才能なのか、
色々な特技があると思います。

今回は私の自慢の特技(笑)をご紹介したいと思います。


■自慢の特技(笑)

1、水平垂直が分かる

仕事柄、日常的に水平や垂直については意識しているのですが、
この仕事に就く前から、建物の水平や垂直については感じていました。

特に意識をせずに、
見ている風景が水平なのか、垂直なのか、
立っているこの場所が水平なのか、垂直なのか、
を感じていることに建築の仕事についてから気が付きました。

仕事にはとても役立つのですが、
本来、水平垂直であるはずのものがそうでなかった場合に、
例えば、傾いた家を見ていると、
頭が勝手に水平垂直に直そうとするのか、
車酔いのような感覚になってしまうことがあります。

2、耳が良い

聴覚的なものと言うよりは、
人が聞こえにくい音や振動が聞こえることがあります。

例えば、
電化製品が不具合や接続不良などでいつもは鳴っていない電子音、振動音がしていることに気が付いたり、
地震の直前に予兆(?)のような振動音が聞こえたりします。

これにより、機器の異常を早期発見して修理・交換のタイミングが分かったり、地震の前に身構えたりすることが出来ています。

3、鼻が悪い

慢性的な鼻炎か、花粉症か、はたまた何かほかに原因があるのか分かりませんが、鼻から感じる臭いに対してとても鈍感です。

これって特技なのかとお思いかもしれませんが、
建築現場、特にリフォーム現場では長年蓄積されている様々な臭いとの闘いがあるので、とても役立っています。

しかし、ある特定の臭いに対してはとても敏感です。
それは、「カレー」の臭いです。
何故かはわかりません。

4、何でもおいしく食べられる

目、耳、鼻、ときて今度は口です。
食べる量は年齢と共に減ってはいますが、色々な食材、料理が好き嫌いなく食べられます。

すっぱいもの、甘いもの、独特な味付けのもの、
など苦手なものが無い訳ではないので、4番目にしてまさに自慢の(できない)特技です。

■捉え方次第で何でも特技になる

・障害が障害ではない

以前、住設機器メーカーのショールームを見学した際に、
車いすをお使いになっているスタッフの方にご案内していただきました。

と言うのも、その時期に
車いすの方のご自宅に関するご相談をいただいていたので、
机上の知識だけではなく、車いすの方が使いやすい設備について実際のところを学びたいと思い、メーカーに相談したところ、車いすのスタッフの方がご担当してくださいました。

それまでも車いすの方向けの設備機器は何度も見てきましたが、
実際にお使いになっている方のご意見、ご感想は大変参考になり、その後のご提案に大いに役立ちました。

しかし、その時に最も印象に残っているのが、
ご担当くださった方が、
「車いすって聞くと、何だか大変なこと、大ごと、のように感じる方が多いのですが、実際には、そんな大げさなことではないと私は思っています。

一つの個性なんです。

健常者でも、目が悪い人、良い人がいらっしゃるように、
たまたま、足が悪くて車いすで移動しているってだけなんですよ!

実際には、車いすの方がスピードが早かったり、電動だと移動が楽だったりしますからね!!」

目からうろこが落ちました。

・人との違いは個性

SNSが普及し、他人の上げ足を取って喜んでいる方がより増えているように感じますが、飛行機に乗って雲の上から見れば、人間の違い、差なんて本当に小さなものでしかないのだと思います。

違って当たり前ですし、
その違いを少しでも前向きに捉えられたら良いですよね。

わざわざ、他人に伝えるのならば、
良いように言葉を変えて伝えたいものです。

■最後までお読みいただきありがとうございます