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メンテナンスを自分で出来るか考えよう

弊社の古くからのお客様の中には、ハシゴなどで屋根に上がって、雨樋を掃除したり、屋根を塗装したり、など自宅の手入れをご自分で実施する方もいらっしゃいます。

流石に、足場無しでの高所作業については危ないのでプロに依頼してほしいところですが、ホームセンターなどが充実したことで自宅のことを自分で手入れする方も増えているのではないでしょうか?

今回はご自分でもメンテナンス可能な部位についてお話ししたいと思います。

■メンテナンスしない訳にはいきません

1、ベランダ・バルコニー

最近では花粉症などへの配慮から屋外へ洗濯物を干さないご家庭も増えていますが、まだ、多くのご家庭で洗濯物干しのためにバルコニーやベランダを設けています。

バルコニーの中で特にメンテナンスの重要性が高いのが、
バルコニーの下が部屋になっているタイプです。

外壁から完全に突き出しているバルコニーではなく、一部でも下階の上に乗っているバルコニーは建物の屋根と同じ役割も担っていますので、防水性が非常に重要です。
一般的には、FRP防水と言う方法で防水されていますので、定期的に防水を保護する塗料(トップコート)の塗替えが必要です。

2、トップコートの塗替え方法

動画サイトなどでも紹介されていますので、参考にしていただければと思いますが、簡単にご紹介します。

  1. バルコニーを片付けて可能な限り物をどかす

  2. 床面を清掃する

  3. 剥がれそうな塗料を削ぎ落す(下地を整える)

  4. (下地の状態が悪ければ)下塗り(プライマー)をする

  5. バルコニー防水用塗料を塗装する(塗料によりますが2回くらい)

3、ウッドデッキなど屋外の木部

屋外に木材を用いると、外観の雰囲気が柔らかくなって良いですよね!

ウッドデッキ、木塀、格子、など色々な箇所で木は使われています。

しかし、
木材は決して水に強い素材ではありませんので、定期的な塗装などのメンテナンスが必要です。

4、木部の塗替え方法

基本的にはバルコニートップコートの塗替えに近いですが、

  1. 清掃する

  2. 既存の塗装を削ぎ落す

  3. 木材用塗料を塗装する(2回程度)

既存の塗装をなるべく削ぎ落してからの方が塗装がきれいに出来ますが、面倒であれば、既存の上から重ね塗りでも良いと思います。
私も自宅のウッドデッキは、はがれている塗装を削ったら、後はそのまま重ねて塗ってしまいます。

5、後は手が届く範囲でOK

ウッドデッキやバルコニーであれば、ほとんど床面ですので、
高所作業などは無く、塗料が周囲を汚さないようにしっかりと養生さえすれば、出来ない作業では無いと思います。

メンテナンス費用を抑えたい場合には、
道具、材料を揃え、DIY方法を動画サイトなどを見て調べてみてください。

ただし、しばらくご自分でメンテナンスした後に、やらなくなってからプロに頼もうとしても、きれいにならない可能性があります。

一般の方が作業した後では、次回の塗装下地として品質が低くなっている場合が多く、プロでも直しきれない場合がありますので、あくまでも自己責任で実施してください。

難しそうなら塗装業者か、かかりつけの工務店にご相談ください。

■最後までお読みいただきありがとうございます