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物干し場にお金を掛ける
花粉、黄砂、PM2.5・・・
せっかくの晴天でも色んなものが飛びまくっていて、
なかなか屋外に洗濯物を干せませんよね。
洗濯物だけではなく、お布団だって、安易に外に干してしまうと大変なことになります。
それなのに、屋外の洗濯物干し場 立派なバルコニー
が設置された家が相変わらず多いですね。
■バルコニーの使い道
1 くつろぎの場
ある程度広いバルコニーであれば、
テーブルと椅子を置いて、
お茶したり、食事したりすることも出来るでしょうが、
周囲を住宅がで囲まれた住宅地ですと、
それが例え、3階や屋上であっても、ゆっくりとくつろげるでしょうか?
中には
「バルコニーから花火を見たい」
と言って設置したが、
実際には
「真夏の暑い時にバルコニーに出て花火なんて見てられないよ」
となってしまったケースもあります。
2 植物置場
集合住宅であれば、
植物を育てる場所としては消去法としてバルコニーが選ばれます。
一方で、
庭がある戸建て住宅では、バルコニーでも植物は育てられますが、
バルコニーまでの水の運搬、
日常的に水を使うことによるメンテナンス頻度アップ
などを考えると、余程、使い勝手とメンテナンスを考慮しておかないと使いづらいかもしれません。
3 つまり洗濯物干し場 一択
そう考えますと、
バルコニーを洗濯物干し場以外にご利用になっているご家庭がどれ程あるでしょうか?
日本の住宅を取り巻く状況は、
庭に洗濯物を干しづらい環境が多く、
バルコニーに干さざるを得ないケースが多いと思います。
しかし、最近では、そもそも外干ししづらいほどに地球環境は悪化しております。
そうなると、外のどこに干そうか?ということをそもそも考えても無駄になってしまうかもしれません。
また、お布団にしても、ベッドをご利用の方が殆どですし、布団乾燥機などを使った方が圧倒的に布団の劣化を抑えるので、こちらもわざわざバルコニーに干す必要性は低いと考えられます。
■バルコニーは床面積には含まれない
法律上の床面積にはバルコニーは含まれません。
ただし、外壁面から1m以上飛び出している場合やバルコニーを柱や壁で支えていたり、バルコニーに屋根が掛かっていたり、など、面積に算入されるケースはいくつかあります。
ですから、法律上は、
面積に算入されないバルコニーであれば、いくらでも広げることは出来ます。
しかし、バルコニーの面積に応じて施工する面積は増えますので、
確実に建設費アップになります。
■バルコニーは屋根と同じ
バルコニーと言うカタカナを使っていますので、
何だかよく分かっていないが取りあえず設置してしまっているかもしれませんが、バルコニーとは、勾配が極端に緩い屋根だとお考えください。
しかも、一般的な屋根と異なり、人が歩行しますので、
他の屋根と比較すると圧倒的に劣化が早く、
メンテナンス頻度は屋外の部位の中ではトップクラスです。
■バルコニーを使っていますか?
設置したからには、ぜひ、便利にお使いになっていただき、
かつ、定期的なメンテナンスを実施していただきたい思います。
「使わないのにメンテナンスはしたくない」
となってしまうと、
雨漏り発生リスクなどを大幅に上げてしまいますので、くれぐれもお気を付けください。