台湾?杖立温泉へ(FUJI-X)
「小国へぶらり撮りっぷ」の記事の続きである。
小国の町中で蕎麦を食べた後、最初から予定していた杖立温泉へむかった。車で15分の距離である。
杖立はこいのぼりの時期には、川の上に無数のこいのぼりがかけられ、観光客も多い。僕も18年前に訪れたことがあった。
それ以来の杖立温泉。
小国の温泉というと、全国的に黒川温泉が有名である。
杖立温泉も熊本にいると、けっこう聞く名前ではあるが、実際は日本の様々な温泉地で同じ問題を抱えているであろう、老朽化と廃業が目に付く。
その廃業した温泉旅館やお店の間の路地はスチームパンクの世界だ。
一瞬で日常から離れ、台湾の路地に迷い込んだかのような感覚になる。
しかも、台湾の有名な観光地「九份」を思わせるような坂道。
しかし、空き家と廃墟が目に付く。
いろいろ面白い場所にできそうな感じもするが、やる人間がいないのだろう。
町のいたるところに、昔の写真が展示してある。
そのフレームもかなり古びているので、10年以上前に何かの町おこし的なものの一環でやったものだろうか。
ここは温泉地だ。
温泉がある。
旅館だけではなく、「公衆浴場」なるものがあり、無人で200~300円ではいることができる浴場がいくつか点在する。中には扉を開けるといきなり浴槽というところもある。
中には廃業した公衆浴場も。
この風呂には入ってみたい。
廃墟っぽい感じもかなり目に付く。
この絵馬が下がっている橋、ゆうこさんも3年半前に下げたということだったが、見つけられなかった。
路地裏散策はおもしろい。
うーん、夜に赤いちょうちんを下げると、本当に九份みたいになるのではないだろうか。
今度はちゃんと風呂に入るつもりで訪れたい。