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黒単リアニメイト調整備忘録 Vol.4

黒単リアニメイトは素晴らしいぞっ!

2024年3月17日。
中津レガシーが11周年ということで記念大会に参加してきました。
周年記念ということで参加者も多く、大分という田舎でありながらまさかの32名!!
福岡など県外の方も多く――というか大分勢より多かったんじゃ、という盛況っぷりでした。

巷では【UBリアニメイト】が大流行してますが、持ち込むデッキは勿論【黒単リアニメイト】
ショックランドなどで妥協すれば【UBリアニメイト】も組めないことは無いんですが、使い慣れている黒単の方が良いという判断と『なんか流行ってるデッキを使いたくない』という若干の天邪鬼心によるデッキ選択です。



2024年3月17日中津レガシーの振り返り

・デッキリスト

・主な変更点

①《暴露》の採用

BRリアニでは今も現役なイメージがある一枚

《悲嘆》が登場して以来、彼に居場所を奪われつつある《暴露》。
【UB】が《悲嘆》に加えて《意志の力》を採用しているのであれば、【黒単】が《悲嘆》と《暴露》を同時に採用できない訳はありません。いや、ピッチコストのことを考えれば寧ろより合理的です。
メインボードに15枚のハンデス呪文。内12枚は1T目から唱えることが可能。
『メイン戦では死ぬ気でリアニプランを通して勝つ』
これが今回のリストの意気込みです。それに伴い除去呪文や、除去を兼ねていた《集団的蛮行》が1枚減りました。(ヘルムボイドとかと当たるともちろんメインから敗け散らかします)

②《大群への給餌》の採用

現状、黒単で対象を指定してエンチャントを破壊出来る貴重な一枚

大分のレガシー環境では《虚空の力線》が定番の墓地対策です。

これまでの【黒単】は相手に《虚空の力線》をキープさせることでハンド枚数で優位に立ち、ハンデス&墓地を使わないビートやコンボで勝ちを狙うというのがサイド後のプランでした。
「墓地対策が《虚空の力線》なら黒単でも割れる。それ以外の墓地対策なら今引き以外はハンデスで対処出来るじゃん」
という考えから今回はサイドボード後もリアニ戦術を取れるように意識をして採用したのが《大群への給餌》です。ソーサリーにはなりますが、メインで減らした除去の代わりにもなりますし。

結果的には一度も唱えることなくこの日を終えました。
県外勢の方が多かったこともあり、一度も《虚空の力線》と遭遇しなかったので……。

・戦績

  • 1R:赤単バーン:○○
    デッキ相性の差が大きく順当に連勝。
    ただ《乱動する渦》で回復が封じられたり、《罠の橋》を置かれて詰みそうになったりと実は危うくもあったマッチ。
    今回の構築では《罠の橋》を対処して勝つカードは入っていないので、基本的には1枚で詰みます。

  • 2R:グリクシスデルバー:○×○
    対ナリアさん。
    今回では唯一やり慣れたお馴染みの面子です。
    大量のハンデスで打ち消しや墓地対策を叩き落し、小粒の生物はハンデスのついでに《集団的蛮行》で潰しながらリアニメイト戦術を通す。
    今回持ち込んだデッキの基本戦術が綺麗に噛み合いメインと先手番で勝ち。

  • 3R:グリクシスデルバー:○××
    対しるびあさん。
    あまり直接対戦したことはありませんが、デルバー使いで有名な方。
    2R目と同じく基本戦術が噛み合い無事に1G目を先取するも、この時点で《目くらまし》がキツイ。1枚くらいならあまり痛くないんですが、流石に手札を覗いて3枚見えると頭を抱えます。
    2G目は此方がダブマリ、お相手がトリマリという此方にとっては有難いスタート。ハンデスで除去を落とし《ダウスィーの虚空歩き》でビートしますが後続が続かぬ間に立て直されてしまい詰め切れず。
    3G目も1T目から全力でハンデスを叩き込んでお相手の妨害を消費させるまでは良かったのですが、此方のリアニパーツが揃わず立て直す時間を与えてしまい惜しくも敗北。

  • 4R:オムニテル:××
    ハンデスは引き込めているので《実物提示教育》をしっかり叩き落してお相手のコンボ成立を阻止。しかし《納墓》や生物を一切引かず、お相手のハンドにも生物が無く、ただただ釣り竿だけが手札に堪るばかり。
    何も出来ぬ間に《実物提示教育》→《全知》から好き放題やられて敗北。
    このマッチに関しては正直どうしようもなかったと思う。

  • 5R:デプス:×○○
    1G目。《グリセルブランド》《残虐な執政官》を並べて攻撃。お相手のライフを1まで削り、更には《偉大なる統一者、アトラクサ》まで追加してターンエンド。
    エンド時にマリットレイジが降臨しそのままお相手のターン。
    『ハンデスで見えていた《輪作》』から《カラカス》が場に出てアトラクサが場を退場。そのまま殴り敗けるという失態をかましました。
    また此方のライフは10程度あったので《グリセルブランド》の能力起動で《集団的蛮行》を引ければそのままドレインで勝てたのに敗けてから気づくという二重の失態。ここが一番のチョンボでした。
    2G目はお相手が《輪作》を構えることが出来るのに《抵抗の宝球》を置くことを優先した結果《残虐な執政官》が着地してしまうというお相手のミス。5R目なのでお互い疲労で弱っていたようです。

スイスラウンド5回戦で3勝2敗。
ぎりぎり勝ち越しでSEには残れず。
決して悪くない初動から勝ち切ることが出来なかった3R目の試合が分水嶺だったように思います。

・感想

【UBスキャムリアニ】の台頭を受け、自分も【黒単スキャム】に寄せた構築をしばらく模索していたのですが、個人的には今回のリアニメイトに振り切った構築の方が性に合っていると感じました。
サイドボードを始め見直しが必要な部分も多々ありますが、《暴露》を採用したピッチハンデス8枚体制はしばらく継続予定です。