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講師1年目の振り返り&2期生募集のお知らせ

こんにちは。DAIです。
私はLegalSuiteという講師集団の一員として、司法試験・予備試験の論文添削サービスを提供しております。
2023年10月からサービスが開始されましたので、今月で丸一年を迎えます。
本記事では、この1年間を振り返ってみます。

第1、サービス内容

主に、①学習計画の作成、②進捗状況の管理、③論文添削指導、④質問対応の4点が挙げられます。

1、①学習計画の作成

受講生から申込みがあり次第、まず初回面談(webミーティング)の予定を組みます。初回面談では、これまでの学習歴・使用教材・使用予備校・合格目標年度などを踏まえて、受講生ごとに年間計画を作成しました。年間計画をベースにして、最終的には月間計画まで落とし込み、月毎の学習内容を見える化しました。

2、②進捗状況の管理

上記①で作成した月間計画シートは、私と受講生の間で共有されています。月間計画に従って学習を進めてもらい、毎日の学習成果の記入をお願いいたしました。

これが受講生との間でシェアした月間計画表。ここに日々の進捗を記入してもらう。

計画から遅れ気味のときは、その原因をヒアリングの上、計画を軌道修正したり、発破を掛けたりします。逆に、順調に進んでいるときは、計画を前倒しすべきか・あるいは余った日数で復習すべきか等を判断して、受講生にお伝えしておりました。

この計画シートへの記入は、理想は毎日ですが、2-3日まとめて記入される受講生もいらっしゃいます。これが受講生には負担になる面もあると感じていますが、伴走するというコンセプトを大切にしているので、今後もお願いする予定で考えております。

3、③論文添削指導

月に3通の課題を指定し、提出してもらいました。課題は予備試験の過去問です。

サービス開始から伴走させて頂いた方は30通以上になる(R5再現答案も含めれば40通以上)。

サービス開始当初は、1通の添削に3-4時間くらい掛かっており、向いていないのではと感じておりました。ただ、今では慣れてきたこともあり、程度の差こそありますが、1~2時間くらいで添削が出来るようになりました。
また、ときには私が作成した答案例もお渡しすることもあります。

これが実際にお渡ししている答案例。答案の中に、規範か当てはめかわかるようにメモ書きを入れつつ、関連する司法試験の採点実感などのミニ解説も盛り込んでいます。

論文直前期(7/15~9/7)の8週間では、受講生から合計66通の答案提出を頂きました。毎日添削に追われており、かなり大変ではありましたが、なんとか、66通すべてを翌日返却致しました。
なお、通常期では、提出から2~3日後に返却しています。

4、④質問対応

日々の学習において生じる分からないところは、無制限に質問をお受けしております。「ここの論証の意味が分からない」「この短答の肢が意味が分からない」など内容的なことはもちろん、勉強法などについてもお受けしておりました。
なお、頂いたご質問については24時間以内にレスポンスをしていました。ほとんど守れていたと思います。

第2、受講生の属性

私が社会人受験生だったということもあり、お申込みいただいた方々は圧倒的に社会人の方々が多いです。1年目は、添削や個別指導は、どれくらいの時間が必要となるか分からなかったので(私にも子供が生まれたり、仕事が忙しかったり、それなりにてんこ盛りだったので)、1年目は5名だけならやってみようかなと思い、募集をしました。結果、最大時は6名まで増えました。

1、社会人受験生Aさん

サービス開始当初(2023年10月)からお申込みいただいた方です。おそらくもっとも添削通数が多い方かと思います。
答案については、4月頃までコンスタントにご提出いただきました。答案を読むと、ご自分の言葉で評価をすることは得意なように見受けられたのですが、そもそも規範とは何ぞや、当てはめとは何ぞや、考慮要素とは何ぞやなど、そのあたりがいまいち理解されていないようだったので、お作法を中心に矯正いたしました。
お子様がお生まれになったばかりでお忙しい方なので、短答対策は早めに着手するとのことで、4月頃からは短答対策に集中して頂きました。
短答式試験後から、答案の提出が再開され、先日論文式試験を受験されました。現在も契約継続中です。論文式試験合格発表までは、司法試験の過去問の添削指導を行います。

2、法科大学院生Bさん

サービス開始当初(2023年10月)からお申込みいただいた方です。
法科大学院に通われている学生さんで、予備試験も視野に入れているとのこと。選択科目は労働法を考えているとのことで、私を選択してくださったようです。
質問もたくさん頂いて、とても勉強を頑張っていらっしゃると思っていたのですが、数カ月で音信不通になってしまい、半年間で解約となりました。
音信不通となっている間にも、メール・チャットの両方で何度かご連絡を入れたのですが、残念ながらお返事が頂けませんでした。
まだまだ1年目ということもあり、私が未熟であったので、サービスにご満足いただけなかったのだと思います。あるいは、法科大学院生と社会人というところも、歯車が噛み合いづらかったところがあったのかもしれません。

3、社会人受験生Cさん

サービス開始2ヶ月目(2023年11月)からお申込みいただいた方です。
R5論文式試験を受験された後ということもあり、再現答案を提出して頂いて、その分析から入りました。感覚的に厳しそうだと思ったので、各科目の課題を伝えました。また、理論面は比較的充実した答案が書けるのですが、当てはめが貧弱で問題に迫った答案が書けていない状態だったので、そのあたりを中心に添削指導させて頂きました。
5月いっぱいまでは答案提出をして頂き、6月から短答対策に集中して頂きました(短答対策は5月から開始していたので、5月中は論文と短答の並行学習)。
ご本人様の感覚では「成長しているのかいないのか不安」とのことなのですが、添削している私からすると、1年前からと比べると見違えるようになったなぁと思っているところです。
短答式試験後から、答案の提出が再開され、先日論文式試験を受験されました。現在も契約継続中です。論文式試験合格発表までは、司法試験の過去問の添削指導を行います。

4、社会人受験生Dさん

サービス開始3ヶ月目(2023年12月)にお申込みいただいた方です。
初めは進捗管理プランでのご契約でした。
初学者だけど、1年合格目標ということで、かなり厳しめの目標設定をした方ですが、しっかり食らいついて頂きました。計画を超えてきたこともあったので、その都度、計画修正を行い、使用教材を追加しました。5月から短答対策に集中して頂きました。
短答式試験後から、添削指導プランに切替えがされまして、合計9通の答案を添削し、先日論文式試験を受験されました。9通の添削ではなかなかカバーしきれない部分などは、レジュメを作成したり、私が作成する答案例を共有することで、ノウハウをお伝え致しました。
この論文式試験をもって添削指導は卒業するということで、9月末でいったん解約となります。またいずれご縁があれば、一緒に勉強できたら嬉しいです。

5、社会人受験生Eさん

サービス開始4ヶ月目(2024年1月)にお申込みいただいた方です。初めは、お試し添削からお申込みいただいて、添削内容にご満足頂いたためか、本申込みに至りました。
2年連続(R4、R5)で論文不合格であったため、R6こそは突破したいとの強いお気持ちをお持ちの方でした。当てはめに一定のクセがこびりついている方だったので、お作法をお伝えし、5~6通目くらいから目に見えて改善されてきました。ご自身のクセを治すのは大変ですから、よく頑張って修正されたと思います。
一方で、短答は、毎年ギリギリで通過をしているため、もう少し余裕を持った点数で通過すべく、早めに対策を開始して頂きました。ただ、お仕事が多忙であり、かつプライベートでもイベントが続き、残念ながら短答通過を果たすことが出来ませんでした。
私という人間が伴走しておきながら、ヒアリングを怠り、適切なスケジュールを組むことが出来ず、責任を重く受け止めております。
ご本人様のご希望により、契約を継続して頂けることとなりましたので、これまでよりも、さらに受講生に寄り添ってサポートしてまいります。

6、社会人受験生Fさん

サービス開始5ヶ月目(2024年2月)にお申込みいただいた方です。こちらの方も、初めは、お試し添削からお申込みいただいた後に、本申込みに至りました。
R3に一度だけ論文式試験を受験したものの、R4、R5は短答を通過できず、R6こそはと意気込んでいた方でした。短答に非常に苦手意識のある方であったため、3月頃から論文と短答を並行学習するプランを組みました。論文答案は、内容以前にお作法がなっていない状態だったので、お作法から指導しました。
GWの時期に短答を1年分解いてもらったところ、このままでは短答通過が危ぶまれる点数であったため、GW明けから短答へ全振りして頂きました。短答対策にずっと不安が残っているようだったので、根気強く、演習する範囲、演習方法、復習方法を伝え、実践して頂きました。
短答式試験後から、答案の提出が再開され、先日論文式試験を受験されました。
論文式試験までの伴走で、添削指導からは卒業されるとのことで約半年間でいったん解約となりました。またいずれご縁があれば、一緒に勉強できたら嬉しいです。

第3、第1期の振り返り

私自身、司法試験に合格するまで4年10ヶ月掛かり、予備試験も3回目で合格でした。いわゆる1年合格や一発合格の超短期合格ではなく、しかも順位もパっとしない順位ですから、超天才に指導して頂きたい方にはお勧めできません笑。
受講生から来る質問は、基本的な質問も多く「そうそう、ここは分かりづらいんだよなぁ」と共感したり、応用的な質問を頂いた時には「なるほど、そういう考えもあるのか」などと気づきを得ることもありました。

今でも司法試験や予備試験の過去問を、ほぼ毎日検討しています。まだまだ分からないことだらけなので、毎日が勉強です。

私の本棚1
私の本棚2

上記の通り、教科書・演習書はある程度は揃えていますから、オススメ教材なども可処分時間に応じたアドバイスをさせて頂きます。また、市販の教材であれば、その中身についてのご質問にも対応可能ですし、私の手元にない教材であっても、他の教材で裏を取ったうえで回答致します。あるいは私も同じ教材を購入して一緒に検討することもあります(時間があればですが)。

お仕事・プライベートに、さまざまなハードルや誘惑を乗り越えて毎日勉強を続ける受講生の精神力に感服いたしました。
勉強についてあれこれ言うのみならず、伴走するメンター的役割も担えるように頑張っているつもりではありますが、まだまだ未熟だと感じました。仮に、このデビュー1年目を1期と名付けるならば、2期ではさらに受講生の力を引き出すべく努力してまいります。

第4、第2期受講生を新規募集致します(完売いたしました)

実は本業である社会保険労務士の仕事の都合上、78期の司法修習も行けるかどうか微妙になってきましたので、今後も添削指導業は続けます。私も一組織に属して社会人としてバリバリ働いていますので、働き盛りの社会人の方とは、そこそこ馬が合うと思います。
1年目(1期)では最大6名までお受けしておりましたが、添削指導業でバリバリ稼ごうとは思っていないので、ガンガン募集するつもりはありません。1年目同様に受講生ときちんと伴走できるように人数を抑える予定ですが、添削にも慣れ始めたことや、1年目に掛かった時間数・工数からして、
最大10名まではお受けすることができそうです。申込ページを以下にて開放致しました。
R6予備試験の短答式試験で残念ながら不合格となってしまった方や、R6予備試験論文式試験で、燃え尽き症候群となってしまった方など、広くお受けしております。

添削指導プランはこちら

進捗管理プランはこちら

申込ページは上記の通りですが、サービスの内容を以下に貼っておきます。

添削指導プランの詳細

申込初月は、月額無料です(初回面談のみ行い、添削指導はありません)。
2か月目から、初回面談を踏まえた計画に従い、添削指導を開始することになります。

進捗管理プランの詳細

申込初月は、月額無料です(初回面談のみ行います)。
2か月目から、初回面談を踏まえた計画に従い、進捗管理を開始することになります。

なお、お申込み後の初回面談には、カメラオフで参加されて問題ございませんし、本名も明かす必要もございません(ニックネーム等でもOKです)。

もしご興味がございましたら、XのDMも開放しておりますので、ご不明な点などお話をお伺いさせて頂ければと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。
DAI

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