大学生になり初めての雀荘へ…

小学生~高校生はゲーム(特にFF)や遊戯王にハマっていた普通?の学生でした。高校生までは家にパソコンが無く、携帯電話で動画を見ることも無かったため実家に帰った時にたまに見るYOUTUBEでの麻雀動画の世界が全てでした。その為知っていたプロはほぼほぼ居ない状況。タイトル戦や団体の存在も知らないまま大学生活が始まります。

大学に入り、初めて自分のパソコンを手に入れた僕は狂ったようにYOUTUBEに転がっていた麻雀動画を見るようになります。それと同時に、ニコニコ動画の麻雀放送を見るようにもなってきました。その時に見ていたのが天空麻雀の再放送とかだった気がします。今まで見ていた麻雀動画では赤牌が無かったので凄く新鮮だった事を覚えています。でも、この時はまだ雀荘に行こうとかましてやプロになるなんて事は微塵も思っていませんでした。
そんなある日、いつものようにニコニコ動画を見ていると、自分の人生が変わった麻雀のタイトル戦を見ることになります。

第37期最高位決定戦

多分この放送がニコニコ生放送でやっていなかったら自分の雀荘デビューは無かったのかもしれない。もしくは、社会人になってからだったかもしれない。そして今の交友関係は絶対になかった。そしてその中の一人の打ち手に衝撃を受けました…麻雀を見て泣いたのは初めてでした。
その時の4人は石橋伸洋(第36期最高位)、佐藤聖誠、近藤誠一、張 敏賢
今やMリーガーの2人と公式審判の張さん、そして發王位を連覇していた聖誠さん。でも、この時は張さん以外は知りませんでした。(モンドで見ていたため)

決定戦最終日だったこの日、ある一つの立直で心を全て持ってかれた。
他の人から見たら何でもない立直だったのかもしれない。
立直ツモドラ裏の2000,4000。見慣れた役に見慣れた点数。
山読みを決めた八萬をツモった佐藤聖誠プロに衝撃を受けた。
最終局は確か1副露していた近藤プロに聖誠プロが放銃して終わった。
近藤誠一プロが1回目の最高位を取った瞬間に涙が出ていた。
こんなに凄い麻雀を打つ人が放銃してしまうのか…心惹かれた僕はすぐさまTwitterをフォローした。麻雀プロで最初にフォローした人物だった。

そんな聖誠プロがマーチャオ下北沢店(現まーすた下北沢)でゲストに入ると聞いた時、自分の麻雀人生の歯車が動き出した。佐藤聖誠プロ、お客さん一人、そして小林剛プロと自分の4人で始まった赤ありルールの東風戦。
この時に貼り出されていたゲスト情報を見て色々なプロが居るのかと知る。(最初は小林剛ってどんな人だ状態でした。)

当時はその一回で終わるかと思っていた。けれども既に麻雀の魅力に取りつかれていたのだった…

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