自分だけの頑張り型 応用編
皆が頑張っている。でも、同じようにやればやるだけスタート地点すら遠ざかって行く感覚。。こんな自分でも生き残れる道はあるのかな。
こんにちは、だいです。
前回は、いわば「一般的な」頑張り方というものを紹介しました。
自分の分析をやっていくと、これまでの作業効率や、自分がだめになるパターンが見えてくるよ。というおはなしでした。
前回のnote
ですが、それだけではどうも足りない。なんならもう根本から違う気がする、そう思う人ももちろん中にはいると思います。そういう気持ちもとてもよく分かります。
僕もその一人だからです。
人によっては、問題なく応用できた人もいたかもしれませんが、実は先のnoteの内容が僕の中でうまく機能し始めたのは、今回のnoteで取り扱う自分説明書とも呼べるノウハウをうまく扱えた上でのことでした。
もともと、世間で言う「普通」のレベルに達していなかった僕は、頑張る云々の前にその「普通」の壁が立ちふさがっていました。
プラスへ転じるにはまずはゼロを通らないといけないように、自分が能力を発揮できる「がんばる」ことができる状態に持っていくには、そのゼロまでの道のりが必要でした。
そして、ここで勘違いしてほしくないことは、「それ」は社会を追いかけようとすることや、自分に鞭打って短所を無くすというようなことではありません。
自分を知って、周りを見渡して、自分のままでどう生きていくか。どう自分の世界をより楽しく生きていこうと思えるか。
そういうことを伝えていければなと。
なかなか理不尽で世知辛い世の中なのはわかります。でも、それでも、僕らにも生き残る道はあるはずです。
そんな思い込めて。
「自分だけの頑張り型 応用編」
やっていきましょう。
できないことはできない!
僕が社会で特に辛かったことは、ミスをしてしまうことでもミスを怒られることでもありませんでした。
それは、ミスを直せないことでした。
ミスを直そうと努力する、注意する、そんなことはもちろんやっています。
でも、そもそも、みんながゼロコストでやっていることを、こちらは毎度、毎日、途方もないエネルギーで注意し続け、他にもそんなことが山のようにある日常で、まるで当然のようにそれをこなせるようになることは不可能といえるものでした。
こうやったらいいんじゃない?こうやったらできるよ。そうアドバイスしてくれる人たちにとても心が救われていましたし、たいへん嬉しかったです。
でも、現実問題、あまりにもアドバイス通りにことが進まなすぎて、むしろ申し訳なさに胸がつぶれる思いを何度もしてきました。そのやさしさに応えられない自分が不甲斐なくて、何度人間関係から距離を取っててきたか。
「できないことをできないと諦めずに克服しようと努力する」
それがどれだけ自分の行動や価値観、自分への評価に影を落としていたか。どれだけ生きることを苦しくしていたか。今ならその甚大さがよくわかります。
そして、当然の結果といいますか、ある時、僕は壊れました。
僕がそこで唯一の救いだったのは、海外へ逃亡するという選択肢を見つけられたこと。逃げたいと思う気力が残っていたこと。
そのおかげで、元いた世界から飛び出し、今までと違う世界に触れることができたわけですが、そこで見た(自分の時間を取ることで見えてきた)、今までの世界の常識と本当の世界の姿とのギャップに、雷に打たれたような体験をしました。
できないことはできないと、やらずに生きている人たちが世の中には実はたくさんいたのです。
人間関係が苦手でネット一本で生活している人や、海外を回りながら絵を売って生活している人、車に何もかもをつぎ込んで旅をしながら生きている人や、田舎で半自給自足で暮らす人、東京で家賃0で暮らす人までいました。
なにもすべてを頑張る必要はない。すべて自分でやる必要もない。そして、みんなと同じように生きる必要もない。
その時、はじめて僕の生きる先に光が差しこんできたように感じました。
時代は、思っていたよりもはるかに先を行っていた。世界は思っていたより広かった。こんな自分でも生きていけるかもしれない。
「できないことは、できなくてもいい。それでも生きていける」
そんな2行にも満たない言葉が、これまでの重く辛かった息苦しさをすっと消し去っていくようでした。
そしてそれから約2年、僕は自分と向き合ってとことんワガママに、より楽により楽しく生きてみることにします。
当然、すぐにできたわけではありませんし、苦しいことも辛い時期もたくさんありました。
それでも、最近ようやくそのわがままな世界が、できないことはできないと言える生き方が、現実になってきました。できないならできないなりにどう生きていくか、そういうものが見えてきました。
もちろん僕はあなたではないので、あなたの抱えている生きづらさを完璧に把握することはできませんし、手とり足とり教えることもできません。
それでも、大きな枠組みとして、僕のやってきたことを伝えることであなた自身の判断材料にはなりえるのかなとは思っています。
ぜひ「自分であれば」と置き換えて、あなただけの生き方を組み立ててみてください。
できなくてもいいんです。そこからはじめていきましょう。
違和感を大事に
はじめに、マインドセットをしていきます。
まずは、あなたの気持ちにあなた自身が気づいてあげてください。
「普通」ができない僕らは、これまで学校から、会社から、両親から、友達から、あらゆる「普通」を謳うものたちから否定されてきた人生だったかもしれません。
そして、社会からボコボコにされて自信が持てなくなったがゆえに、判断を社会に任せてさらにボコボコにされる。そんな地獄のようなスパイラルに陥っているはずです。
それを、断ち切りましょう。
そのためにはあなたがあなたの気持ちに気づいてあげ、あなた自身の判断を大切にしていかなければなりません。
僕はこのあと、あなたにいくつか質問を設けていますが、そのまえに少しだけ重要なポイントをお話させてください。
あなたはきっとこれまで、周りの人たちに否定されたり、周りの人たちとうまくいかなかった経験から、自分はダメだと感じてきたと思います。
でも、実はその周りの人たちの言っていることはあなたにとって正しくはありません。
もちろん、周りの人が嘘を言っているわけでもありません。
端的に言うと、「あなたの世界の見え方と周りの人たちの世界の見え方は全く異なる」ということです。
あなたが辛いのも、その人たちは辛くないのも、どちらも真実なんです。
皆も間違っていないかもしれませんが、あなたも間違っていません。自分の感覚を信じてもいいんです。
あなたは自分の違和感を信じて大事にしてください。その気持ちをしっかりと見守って育てることが、後々のあなたを助けてくれます。
そのことをお話させて頂いた上で、ここにあるいくつかの質問に答えてみてほしいです。
①あなたが世の中と違うなと思う点はどこですか?
②それは誰がそう判断しましたか?
③その判断は事実ですか?それともその環境、思い込み、過去によるものですか?
④あなたはこの違いを持った自分を本当はどうしてあげたいですか?
常識なんて捨てちまえ
違和感を大切にするマインドセットができた。自分の気持ちを確認することができた。
落ち着いてそう感じることができているなら最高です。
次は、あなたの持っている思い込みの書き換えをしながら、実際に動いていくステップです。そのために、まずはその自分で自分を否定しストップさせる癖をぶっ壊していきましょう。
やることは簡単です。「否定する前にとりあえず調べる習慣をつける」これだけです。
こんなことできるかな?ときたら、「いや無理だろう」と思う「いや、」が来る前にとりあえず調べる。とりあえずこの「いや、」をねじ伏せて、Googleを開いてみてください。
そこが第一歩目です。
可能性を自分で消さない。今の世の中は、僕らが予想するよりはるかに便利になっています。
アプリや家電や制度や生き方がたくさん溢れています。大抵のことなら、あなた一人のわがままぐらいなら、打つ手はあるはずです。
1つでは無理でも、2つ重ねたら解決できたり、他の方法で代替できたりと工夫次第ではあらゆることに応用できます。
例えば、僕の友人は文字を読むことに人一倍エネルギーを使うようで、授業や試験、資料などを読む作業がとても苦手です。
ですが、彼女は情報媒体をすべて音声に切り替えてラジオやYouTube、教授に直接聞くなどをしながら大学まで乗り越えてきていました。
できないことをできないと割り切って、自分のやり方を自分なりに作り上げていた彼女は、本などからは知り得ない独自の情報や視点を手に入れており、出会った当初はとても驚きました。
これはあくまで一例ですが、このように自分ができないことを受け入れ、じゃあどうするかと調べてみる動いてみることがとても大切なマインドになってきます。
できないけど他の方法を探すのが面倒だから今のやり方に甘んじるというのは、何もいい結果を生みません。
そして僕らが思っている常識というものは、実はいい加減なものであることがほとんどです。そんなものにあなたの人生を任せないでください。
そのことをまずはしっかりと意識してみましょう。
①あなたのできないと思っていることは何ですか?
②それはどの部分が問題ですか?より小さくより明確に問題となっている部分を洗いだそう。
③その問題になる部分だけでも他の方法で代替できますか?調べてみよう。
ちなみに、もしどうにもならない箇所があるとしても、どのピースが足りないのかだけでも明確にしておくと、いつかふとしたときにそのピースを見つけられるかもしれません。
諦めずに、より正確に把握して、調べていきましょう。
常識なんて捨てちゃいましょ。
あわてない焦らない
自分の気持ちに気がつけた。違和感を解消するために動いてみた。少しだけ前進した。
そう思えてきたのならとてもいい感じです。このまま自分で改善を繰り返して自分を変えていければいい。そう思えるのなら最高です。
でも、もししばらくすると元の日常に戻ってしまって自分を責めてしまうことがあれば、この章を思い出してほしいです。
ここでは、自分を変えていく過程で怪我をしてしまわないように、いわば走り方を教えます。
このマインドを持って走ってみましょう。
あなたは、生きづらさを変えようと、いろんな方法を試したり、ここでの方法も試して頑張ってみるはずです。
ですが、辛いかもしれませんが、よほど精神力が強い人でない限り、どこかで挫折します。うまくいかなかったり、思っていたように継続できなかったり、とにかく想像してた自分と違った!みたいなことがおこります。
でも、人間そんなもんです。
人間は、面倒くさいことはやりたくない生き物です。のちのち得をすると分かっていても、今面倒くさいと動けなくなります。
これは僕もあなたも一緒です。面倒くさいなら簡単に挫折します。やってらんねー!とか、忘れてたとか、辛すぎとかなっちゃいます。
ですが、本当に大切なことは、実は継続や固く意志を固めるなどといったことではなく、その「人間らしさ」を知っていること、「慌てないでいい」と落ち着くことだったりします。
僕だってここまで到達するのに5年はかかりました。挫折してるのかどうかもわからないぐらい、あっち行ったりこっち行ったりしながら、ようやく自分の生き方がわかってきました。
辛いかもしれませんが、そんな2週間やそこらでいきなり変わるものではありません。
でも、それでも、これだけは確実にいえることがあります。
あなたが意識していく限り、あなたは変われます。
一度目はできなくとも、2度目3度目はなんとなく感覚を掴むものです。このnoteを読んでいる行為だって、あなたが少しずつでも前に進んでいる証拠ですよね。
大切なのは受け入れること。そして、諦めずにあなたのペースで前に進んでいくこと。
誰になんと言われなくとも、自然にこんな情報を集めているあなたです。振り返ったころには必ず成長しています。
一気に変えなくていい。少しずつできることからやっていきましょう。
①もし、あなたの友達が挫折したりもうだめだと相談してきたときどう声をかけますか?
②もし、友達への声かけと自分への声かけが違うとしたら、その違いはなぜ生まれていますか?
自分で自分を見守る。芽が出るまで水を与えながら気長に待ってやる。そういう時期も自分に許してあげましょう。
大丈夫です。あなたはちゃんと頑張っています。
あなたもあなたを信じてあげてみてください。
より楽により楽しく
ここまで長々と話してきましたが、もうひとつ!もうひとつだけ伝えさせてください!
人よりも辛かったり苦しくて、これまで人一倍頑張ってきたあなたに、僕は最後にこのことを伝えたい。
「頑張るのなら、より楽になるために頑張りましょう。」
「頑張るのなら楽しいことを頑張りましょう。」
今回僕がした問いや、あなたが変えたいと思っている未来は、あなたがよりあなたらしく楽に楽しく生きていくためのものです。
楽に楽しくなんて生きたら、何も頑張れないじゃんと思うかもしれませんが、それもまた思い込みです。
楽に楽しくするために身の回りのものは開発されてきました。人類は発展してきました。飛行機も食洗機も自販機もゲームも、人類がより楽に楽しく生活するためにありますよね。
人間は楽に楽しく生きるほうが力を発揮できるようにできています。そのことを感じられないのは、ただその方向性を間違えているだけです。
頭を使うより体を使って働いたほうが楽だから、、、と思い込んでいるだけであったり、不安だから動かずそのままでいたほうがいい、、と現状維持してしまったり。
判断は人それぞれなので、それが悪いというわけではありませんが、もしあなたが生きづらいと思うのならすこしだけ、ほんの少しだけ頑張る方向を変えてみませんか。
①あなたが楽しく頑張れるもの、または頑張ってる感覚すらなくなるものはなんですか?人より楽勝できるものはなんですか?
②それは生活や理想に組み込むことはできますか?それを組み込んで生活している人はいますか?
いきなりですが、僕は今最高に楽しいです。
絵を描いたり、人と対話したりと、自分だけの表現をしながら仕事を作っています。まだまだ道半ばですが、それでもめちゃくちゃ楽しいです。
もちろん不安なこともありますが、以前のような、どこまでも落ちていくような感覚はありません。
一つずつ、僕にとって心地良いものを積み上げている感覚があるためです。
底も見えない、誰に頼ってるのかもわからない、そんな得体のしれない不安ではないためです。
少しずつで構いません。自分で自分に許可を出してあげてみましょう。あなたの生き方はあなたのものです。
どうせ頑張るのなら、より楽により楽しんであなたらしさを生きていきましょ
【 今回のまとめ 】
・できないことはできない受け入れていい。そこからがスタート。
・自分の気持ちを大切に。違和感は気持ちに気づけるチャンス。
・今持っている常識なんてあてにしない。アップデートしていこ。探していこ。
・すぐできないのは当たり前。気長に自分のペースでやっていこ。
・全ては楽に楽しく生きるため。自分の武器で戦お。
おわりに いざ戦へ
ということで、「自分だけの頑張り型 応用編」いかがだったでしょうか?
前回とは大きく違っていろいろと言ってしまいましたが、まとめるとシンプルに、「慌てず自分のやり方で楽しんでいこうぜっ」ということでした。
正直このマインドを持つことができたのなら、あなたはもう大丈夫だと思います。こんなnoteまで読んでいるある意味、変態レベルで頑張っちゃうあなたですから。
もちろん今すぐに戦へ出て無双できるかといえば、そんなことはありません。それでも、これまでの戦い方とは違ったあなたが見られるんじゃないかな。
戦場では、自分なりの武器を自分で選んで、時期を読んで、奇襲でも何でもしながらより自分に有利に戦えばいいんです。正々堂々名を名乗って戦わなくてもいいんです。最後に生き残っていればいいんです。
なぜか分からないけど生き残るやつ。なぜか知らないけど負けないやつ。どうやって攻撃してくるのかわからない得体のしれないやつ。そんな無双の仕方もまた面白いと思いませんか。
実は僕はそれを目指しています。
意識低めにぬるぬると楽に楽しく生きながら、でも絶対死にたくないから大事なときは全力で戦って生き残る。
そんな生き方ができればな、と今も密かにいろいろと動いています。まだ秘密ですが笑
あなたは、どうですか?
派手に暴れるもよし、独特の武器で戦うもよし、戦場を選んでもよし、奇襲をかけてもよし、人と協力してもよし。
あなたが生き残れるのなら、輝けるのならどんな戦い方をしてもいいんです。
あなたらしい戦い方を僕は楽しみにしています。お互い、いつかどこかの戦場で名を轟かせましょう。
楽しんでいこ☆
おみくじ