「生きてるだけで価値がある暮らし」を見つけた。
ヤギと戯れてニワトリを追いかけハンモックに揺られる。
そして大好きな絵を描いて衣食住を賄える生活。
「生きてるだけで価値を渡せる居場所」を見つけました。
僕はあそび屋として「週5で遊べる生き方」を紹介しているライフコーチ。
「でも生活ってお金かかるよね。」
「食事も家もお金かかるよね」
「働かないと無理だよね」
そんな考えで仕事に人生を塗り潰されるのがマジで無理でした。そのため、いくつか「お金のかからない生活」を身をもって実践しようと去年から日本一周しながら遊べる生活を日本各地で作っています。
去年は
「家賃15000円の一軒家に自給しながら野菜食べ放題(たまに鹿肉猪肉)」のシェアハウスや
「絵を描いたら数ヶ月滞在できるアーティスト滞在」
「家賃25000円の新宿シェアハウス」
などなど利用して周ってました。
そして今回はフリーアコモデーションである「WWOOF(ウーフ)」を使った後半戦。
岐阜の陶器工場跡地を改築した
「瑞浪オーガニックファーム」にお邪魔しています。
フリアコであるWWOOFでは、お手伝いする代わりに宿と食事を提供してくれるので、
年会費の5000円を払えば実質1年間お手伝いをしながら生活費0円で旅や滞在や農業体験ができます。
その上、あくまでお手伝いなので働く時間は多くて6時間、ゆるいところでは2時間ほどのところも。「今日は雨だからやめとこっかあ」というゆるさ。
この「瑞浪オーガニックファーム」もファームとあるけれど、実際はパーマカルチャーを実践する自給自足に近い場所。大規模農業とは違い、できる範囲で菜園を作り野菜を育て、ヤギとニワトリを飼って卵をもらう(ヤギは除草のためだったらしいけど今はほぼペット)生活をしている。
そのため、1日の仕事はとてもゆるい。
僕の1日のルーティン▼
朝起きる
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みんなとご飯食べる(オーナーさんがめちゃくちゃ美味しい朝ごはん作ってくれる)
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ヤギとニワトリの部屋掃除(そうじ&水やり餌やり)20分くらいで終わる
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やさいの収穫(ナスやピーマン、オクラ、かぼちゃ、ゴーヤーなど)
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お昼ごはん(オーナーさんがめちゃくちゃ美味しい昼ごはん作ってくれる)
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1時間ほどゴロゴロ。シエスタ万歳
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午後のお仕事2〜3時間(草刈りや種まき、柵の作成)(夏が忙しく、秋冬はほぼやることない)(周りは森なので音楽ガンガンかけながらノリノリで作業)
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風呂&夜ご飯をみんなで作る(オーナーさんがめちゃくちゃ美味しいメインを作ってくれる。)
↓
夜9時くらいから自由時間。みんなでわちゃわちゃ。
合間合間にゆるく休み時間が発生するので遊んだり虫をさがしたり(僕だけ)日向ぼっこしたり。
1日の時間がとてもゆっくり流れていく。
自然の草木に囲まれ青い空に流れる雲を眺めていると、なんかいろんな不安がどうでも良くなってくる。都会の情報をねじ込まれるあの感覚が懐かしい。
1週間に1日は完全オフ。
ハンモックに揺られながらポッドキャストを聴く。
大好きなパーソナリティーの声を聞きながら木陰で揺られる時間は最高に尊い。
ゆるゆると眠くなってくる。風が気持ちいい。
お世話しているヤギとニワトリはケージ飼いではなく、半放牧で飼ってるのでみんな楽しそうに暮らしてる。ニワトリが遠くからパタパタ駆けてくるのがあんなに可愛いとは思わなかった。草むらに紛れながらミミズを掘って食べるニワトリはずっと見てられる。
そしてヤギのメーメーちゃん。
人間を見ると走ってきて頭突きしてくる。可愛い。
とはいえ、よくよくじゃれてみると角を本気で当てる気はないらしく、一歩手前で止めてくれる。遊び方を覚えるとしっぽをパタパタして喜ぶ。可愛い。
除草のために飼ったらしいけど、好きな草しか食べないからむしろ冬の間は買ってきた干草を食べる高級ペットになってるらしい。動物らしい奔放さが好き。
そんなゆるい毎日を暮らしてるわけですが、
このオーガニックファームは広い敷地とオーナーさんのスーパー人脈もあって度々イベントが発生する。
パーマカルチャーの上映会や
お祭りに誘われたり
陶芸作家さんの家に遊びに行ったり
そして前回のKidsキャンプ
などなど。
他にもオーナーさんの友達が遊びに来たり、WWOOFを利用する人が入れ代わり立ち代わり訪れたりするので全然退屈しない。
住んでるだけで「楽しい」がやってくる不思議な宿。
来る人来る人、オーナーさんの世界観に共感した人たちなのですごく面白いし物腰柔らかでとても話しやすい。大好きな人も何人か繋がれた。自然の中でくらせて食事もめちゃくちゃ美味しく、住んでるだけで楽しい人達がやってくる。最高だ。
そして、最近の僕は壁画を描いている。
オーナーさんのモットー(?)が「できないことは人に任す」なので、来てくれるウーファー(WWOOF利用者)さんに出来ることを頼んでいる。DIYができる人は棚を直してもらったり、お洒落なセンスがある人は部屋を着飾ってもらったり、ペンキが塗れるひとは壁を塗装してもらったり。
そして、僕は絵を描けるので壁に絵を描くことに。
なんと夢だった「壁画を描く」が叶ってしまった…!
大きな壁に絵を描きたーい!と絵描きなら誰もが夢見る壁画。でも自由に描いていいよなんて場所はそうそう見つからない。
それが自然と叶ってしまった。
オーナーさんのお手伝いでもあるので、
僕は畑仕事の代わりに壁画を描きながら毎日を過ごしている。
それは「好きなことをやって衣食住を賄えた」ということ!
「価値のトレード」が上手くハマった瞬間。
朝起きて、好きな動物たちと戯れて、美味しいご飯を食べて、絵を描いて、お喋りして、ゴロゴロして、寝る。
もはや「生きてるだけ」で価値を提供している。こんなことがあるのか。
日本一周、沖縄一周、カナダなど
旅をしていると自分の価値が高くなっていく。そして次々と夢が叶っていく。
それは僕自身が「キッチンカー」のように周っているからかもしれない。
都市では売れなかった価値が、自分から動けば「売れる場所」に辿り着く。
自分が生きているだけで得たスキルが「価値」として受け取ってくれる場所がある。
絵なんかじゃなくても「話し相手になってくれるだけで嬉しい」と住まわせてくれた人もいた。
そして、その価値が相手に渡ったとき、僕も「相手にとっては至って日常」であるきのこ狩りや陶芸や壁画や稲刈りやキャンプなどを受け取れる。それが実は「僕の長年の夢」であったと知って相手も驚く。生きているだけで豊かな経済が回る世界。
こんな居場所を5つ見つけたら、人生にほとんど怖いものはなくなる。
だって僕が生きているだけで喜んでくれる人達がいるのだから。
実家が増えたような感覚。いつでも遊びに行きたい。
僕は社会は上手くできなかったけれど、
自分の居場所は見つかった。
何もひとつの会社でお金を稼ぐことだけが生きる術ではない。会社だって何千も何万もあるだろうし、その外には会社以外の生き方が無数にある。日本だけでなく海外だってある。ネットだってある。
自分が生きているだけで価値になる居場所を探そ。この移動の自由もある情報社会ならちゃんと見つかる。まだまだ時間もあるし。
日本一周なので、この瑞浪オーガニックファームも来月には離れようと思う。でも、一度つながった繋がりは大切に持っていたいと思う。フラッと立ち寄ってまた旅の話がしたい。
残り数週間。
ここでやりたいことは全部やる。
パーマカルチャーがめちゃくちゃ面白いから、ここにある本読みまくる!あとたぬきにも会いたい!
壁画は完成なるか?乞うご期待です。
あなたにもあなたの居場所が見つかりますように。遊びに行こ!
p.s.
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それでは!今回はここまで!
だいでしたー!
まったね!
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