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讒文芝居

■読んで書の如く

●掟ポルシェ「豪傑っぽいの好き」

TVブロスの連載等で氏の普通に書けば幾らでも美文名文が書ける
溢れる語彙力、頭の回転、機知機転を無駄に無駄遣いと費やす
奥ゆかしい性格から照れ隠しに、此れでも乎と反比例して投入然るる
此の世の縁から摺り落ちる乎の如し下根多、冗句、雑文露悪文の絨毯爆撃に
爆笑で軈て感心、ポルシェ哉と
毎度毎度好もしさを感じつつも、全く単行本を買わない
全然宜しく無い生温いファンの一人で在った。マジで面目無えけれど
正直食指が動かぬ乎っ度んで仕方が無い。

で。何故今回買ったの乎。
其れは、単に題名の妙で在る。

まあ、超個人的にピンと来た。「あ」って想っ度ので在る。
「やっぱり猫が好き」と「俺、南進して。」的
親しみと可愛気と町田康風味。

自己分析すれば然うで在るが、大体「あっ」で買っちゃうのって
直観で在る。理由・意味一切合財無し。

加えて、今回の連載はパチスロ誌掲載と謂うのも在って、
リアル・タイムでは全く存知無乎っ度。
想い入れも全く無いので一入(ひとしお)は疎か零入(れいしお)。

然し、御馴染みクトゥルー神話のインスマス並に厭~な埼玉の或る地域の話と魂の慈悲で救って呉れた債鬼の話も這入って、何度何の媒体で読んでも、
其して他の話にも死ぬ程下らないのに奈落の底から湧き上がる
デス・メタルの如き「謎の感動」が何時も在る。

其れは、掟ポルシェと謂う人は此の人だ、と決めた人には
其の人が後に幾らドツボに陥っても否、
ドツボの時だからこそ風評も誤解に巻き込まれるのも滅気ずに
一緒に附き合って上げる度量と礼節が在るからだ。

豪傑さん達に勝るとも劣らず掟さん自体が
「人間好きの豪傑」
だのでは無い乎?なんつて。
月並みにイイ加減にイイ事云って〆ちゃいます。

豪傑さん達に配慮して乎、今回は
暴走修飾の所為で中中内容が這入って来ぬなんて事が
奇跡的に少な目。

掟さん入門には御誂え向き乎も知らぬ。知らんけど。

https://www.amazon.co.jp/dp/B0895XT8K1?tag=note0e2a-22&linkCode=ogi&th=1&psc=1

●ロマンポルシェ。「男は橋を使わない」