マーケットと雑記

 ECBがインフレ低下について言及して来年度の利下げに期待が集まっています。アメリカでは利下げを織り込んだマーケットの動きがあります。長期金利低下が金を高騰させています。過度な消費などが落ち着き、ソフトランディングする予想です。
しかし、気候変動による干ばつ、穀物の生産不良。穀物の価格などへの影響は懸念しています。市場が期待しているほど早く利下げ時期が来るのか疑問があります。2023年は利上げ停止時期について多くの専門家の予測が外れた。利上げ期間が長引き、ドル円150円が当たり前のような市場環境になりました。
 先日COP28が開かれました。気温上昇が議題の主だと思いますが、これから経済発展するインドなどの新興国(グローバルサウス)からしたらCO2削減(環境制限)は大きなコストになります。先進国からの支援をモディ首相は求めていました。事業コストや先進国と新興国の関係に注目しています。

 先日、奈良に大仏を見にいきました。ドキュメンタリーで聖武天皇の大仏への想いや国家に対して向き合う姿勢を知り、興味がありました。当時の日本は中国の思想を参考にしていて「国家で起こっている不祥事は全て君主が至らないせい」だという思想を重視していました。
この時代、日本では疫病や災害による不作、飢餓に人々が苦しんでいました。それらは「全て自分のせい」と思い悩んだ聖武天皇は国の繁栄を願い、大仏づくりを行いました。自身も現場で土運びをしたみたいです。
日本の大仏は世界一の大きさです。総工費に4,000億円以上かかった大事業だとか。金が九州で見つかり、大仏づくりを後押ししました。予算が多かったので大仏建立後に人々の生活は苦しくなったみたいです。
大仏建立の是非について、その後の人々の価値観や国家に良い面と悪い面の両方でどのような影響があったか細かくは分かりません。
大仏を見て世界一の大きさのものを国中の力を借りて組織的に創る。予算は大きいですが、「使命」のようなものは感じました。

 先日、パリでISISによる犯行がありました。人は様々な価値観に影響されます。世界、国、家族など。思想や価値観は人を動かします。
 金(概念)は大事な価値観だと思います。物の価値を金に換えて自分で保管できます。また、ものの市場価格が上がることで帳簿上で裕福になります。
 精神面の話になりますが、今の自分は「自然体」か。片意地を張ることは誰にでもあると思います。何に片意地を張るか。
個人的に自然体なんてものはあきらめで人は何かの目標に向かって生きているし時間やコストはあるので常に片意地を張っているものだと思います。むしろ片意地を張ったほうがいいと思っています。オカルト的な話かもしれませんが、魂を磨けという話を有名な経営者から聞きます。自分の人生を輝かせろということだと思います。魂を輝かせることに片意地を張るということは「社会奉仕」なのではないか。もし、これが真理なら人は自分のために生きるけど「社会の利」になります。思い込むのではなく本当にそう思う。自然体ですね。笑 はっとしたことについて書きました。

 COP28で気候変動が話題になったように「人類は自分たちの首を絞めている」という発言を聞きます。人類が滅ぶというのはどのような状態か。
全員死亡か、問題に対応できない状態か。気候変動によって健康被害が増えることは後退です。

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