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ゆりかごに揺られたような心地よさで思ったこと・・

昨日、通勤時間に下り電車に乗りました。

当然電車はガラガラで、席に座ると柔らかく暖房も入っていて、暖かく座り心地の良い座席でした。

電車の揺れがゆりかごのようで、目的地が終点ということもあり、私はウトウトとしながらいろんなことが頭をよぎるという不思議な気分を味わいました。

日常で使われる普通の電車で、これだけ乗り心地が良く時間通りにキッチリ運行している電車は世界にどれくらいあるのでしょうか?

私はアジアしか行ったことありませんが、ほとんどが時間に遅れて来ますし、椅子も硬く、乗り心地の悪い電車が多いです。

そして、話が変わりますが・・

原材料の高騰により花王が価格の値上げを表明したのに対して、OKストアが反発して花王製品を取り扱わないことにしたそうです。

原材料が高騰したのに価格が値上げ出来ないと、当然労働者の賃金を下げないと企業はやっていけません。

花王はクオリティの高い製品を作り続けていますし、OKはいつ行っても活気があり、商品は陳列棚に綺麗に並ばれ、レジもスムーズに流れています。

電車は乗り心地良く、スーパーではクオリティの高い商品を気持ち良く買える。これだけのサービスを日本の労働者は提供し続けているのに、日本の賃金はこの20年間で0.4%しか上がらず、平均賃金は韓国にも抜かれてしまいました。

日本は賃金が安いので、安くて良いものを求めてしまう。なので、質の維持もしくは向上を求められても物価は上げられない。それが結果的に賃金に反映され賃金も上げられません。そして、賃金が上がらないから高い物を買えない。このデフレスパイラルが日本経済を停滞させてきました。

私は今のサービスを求め続けるのならば、労働者の賃金を上げるべきだと思います。そうすると物価も上がりますが、デフレ脱却することこそが急務ではないでしょうか?

じゃないと今ゆりかごに揺られている赤ちゃんに、とんでもない未来を残してしまうことになるのではないでしょうか?

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