予備選挙をやればいいのに・・
参議院議員の世耕弘成さんが衆議院に鞍替えを狙っているというニュースが出ておりました。
選挙区は和歌山3区で、二階俊博幹事長の選挙区であります。二階氏の引退とともに自分がその後釜に入ろうとしているようです。
しかしですね。二階氏は自分の息子(三男)にその選挙区を譲りたいと思っているようで、跡目争いが勃発しているということです‼️
こういう流れというのは、私は歓迎するべきだと思っております。
小選挙区制の導入により、自民党は執行部の力が強くなりました。党から公認をもらえるかもらえないかということが選挙の当落を決めてしまうからです。だから、公認権のある執行部には誰も逆らえないのです。中選挙区制の時は派閥間でいろいろと駆け引きが行われて、時にはそれがストッパーとなって政権の暴走や不正などを止めることが出来ていましたが、小選挙区制ではそれが行えないのです。
(小泉政権の時に郵政民営化に反対した議員たちがどうなったかを見ればわかるでしょう?)
そして、公認さえもらえればどんな人物でも当選可能性が高くなり、逆にどんなに優秀でも公認をもらえなければ出馬すら出来ないのです。
そして、かなりの確率で現職の子どもが後継者として公認されてしまうので、優秀でも一般家庭に生まれた人は公認がもらえず、折角の人材を潰してしまう危険性があるのです。
私は小選挙区制を続けるなら、どの政党も現職・新人問わず予備選挙を開催して人材の新陳代謝を図るべきだと思います。
それが政権の暴走を止めることになり、政治を活性化することにもなるのではないでしょうか?