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多くの人と出会い様々な経験を積みたいなら品性は重要だなと思う。〜菅原圭さんの『育ちのいい人が身につけているちょっとした習慣』を読んで〜

菅原圭さんの『育ちのいい人が身につけているちょっとした習慣』という本を読みました。

この本は具体例が載っていて、それが出来ているかのチェック欄があります。私もやってみましたが、お恥ずかしい話半分以上出来ておりませんでした。

正直、私は育ちが良くありません。両親ともにそうでありました。

父親はよく立膝をついて食事をしていましたし・・

母親は外食の時にも魚の骨など飲み込めないものは口から出してそのままテーブルクロスの上に置いていました。

両親とも歯医者に行かないので、虫歯だらけで歯はボロボロでした。前歯にも虫歯があるので、大きな口でしゃべるので話す度に丸見えでした。

そして、家の中は年中汚い言葉が当たり前のように飛び交っておりました。

前に『自分らしい花」を咲かせる 渡辺和子の言葉』という本を読みましたが、その中にこんな言葉がありました。

そうなんですよ。子どもというのは周囲の大人たちを真似るところから学びがスタートしますので、おかしな習慣というのはそのまま継承されてしまいます。

そして、そのまま社会に出ると、本人が気づくか気づかないかは別にして不利益を被るケースが多くあるのではないでしょうか?

極端な例ですが・・

くわえタバコで歩いてタバコをポイ捨てしたりする人と一緒に歩きたくないと思う人は多いでしょうし・・

飲食店で食べ方が汚く店員さんなどに横柄な態度をとる人と食事をしたいと思う人もいないでしょう?

人生のチャンスというのは人との出会いによってもたらされるケースが多いです。

折角良い出会いがあっても、そこで悪い印象を持たれてしまうとチャンスを台無しにしてしまうこともあるのではないでしょうか?

日頃から品性を保ちながら生活すると、人から好印象を持たれることが多く、人との出会いを活かしチャンスを広げられる可能性も高まるのではないでしょうか?
(※本書にも、とある大物作家が魚の食べ方が綺麗という理由で担当編集者を指名した例が載っていました。)

本書のまえがきには・・

『「育ちのよさ」は生まれた家や親によるものではない。自分自身の気づかい、努力によって身につけていく「人生で最高の"宝"」だと言ってよい。』

とあります。

一度身についた習慣というのは一生ものではありません。子ども時代は出来なくても自身の努力によっていくらでも良い習慣は身につきます。

実際にものすごく上品で育ちの良さを感じさせる人が、話してみると私と同じような環境で育っていたという例は幾つもありました。

こういったことは意識しなければ治るはずもありませんからね。私なりに頑張って品性を身につけたいと思います。