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政治に興味がもてるかもしれないお薦め映画

私はアイドルに興味はない。だから、アイドル好きの人から「これ凄くいいよ」とPVとかを薦められてもあまり観る気はしないし、観てもそのアイドルに興味が湧くことはない。

でもね・・

私は映画好きである。だから、面白い映画を観て、それに出演していた人がアイドルとかだと、それをきっかけにしてその人に興味が湧くことがある。

似たようなことはよくあることなんじゃないだろうか?

例えば、私は政治に関心があるが、関心のない人に政治の話をしてもウザがられるだけだろうし、難しいドキュメンタリー映画や本を薦めても読まないだろう?

しかし!! 単純に面白い映画を観て、それが政治を題材としていたらどうだろうか? ひょっとしたら、それをきっかけにして政治に関心がもてるかもしれない?

そこで軽いタッチで描かれている政治を題材にした映画を5本ご紹介します!!

映画の好き嫌いはあるのでしょうが、ここにご紹介する作品は、間違いなく暇つぶし程度には楽しめます。
(ただ『スミス都に行く』のような古い作品は現在の政治とあまりにも離れているので、ここでは省いております)

まず一本目は・・

三谷幸喜『記憶にございません!』

総理大臣が記憶喪失になってしまうことで起こるドタバタ劇であります。 

三谷作品が好きな人は普通に楽しめます。
ただ私は舞台は好きなのですが、映画の三谷作品てちょっと物足りない感じがするのですよね・・
三谷監督の作品世界・・言うなれば、劇中に悪人は一人も出てきません。
そういったのが好きな方は是非!! 嫌な気持ちには絶対になりません。
そして、総理って結局しがらみに囚われているんだなということがわかります。

二本目は・・

山川元『東京原発』

東京都知事が「原子力発電所を東京に誘致する」と言い出したことで起こる騒動を、都庁の幹部と知事・副知事による討論劇で見事に描いております。

原発問題なんて知らねぇし、難しいことはわからないって人ほどお薦めです。

構成が見事ですし、膨大な量の情報も上手く処理していますので、普通にストーリーを追うだけで楽しめます。
都知事って都議会で話す前にこういう風に話し合いをしているのか!! なんてことがわかります。都知事選の前に是非!!

三本目は・・

一倉治雄『国会に行こう!』

普通の大学生が、ひょんなことからアルバイトで衆議院議員の秘書になったことで、政治の世界にのめり込んでいく様を描いたコメディであります。

この映画は衆議院選挙が中選挙区の時に作られたものです。現在の小選挙区制と違って、この時代は自民党内の派閥の力が強く、派閥同士が実権を握る為に買収行為など行っていた時代、まさに金権政治が全盛の時です!! 劇中にも札束が飛び交います!!

政治に詳しくない人は普通のコメディとして楽しめますし・・
政治に詳しい人は、小選挙区になって党の執行部が絶大な権力をもってしまった現状と、この映画のような政治とどっちがいいのだろう? と比べてみるのもいいのではないでしょうか?

四本目は・・

ジョナサン・リン『ホワイトハウス狂騒曲』

ここからアメリカ映画になります。
詐欺師が政治家の方が儲かるということに気付き、奇想天外な方法で政界入りして、騒動を巻き起こすコメディであります。

よく出来たアメリカのエンターテインメント作品であります。間違いなく普通に楽しめます。
そしてこの主人公、とんでもない方法で選挙に勝って政界入りするのですが・・これを見ると、なんだアメリカの有権者もかなりいい加減じゃないか‼️という気になります。

そして、最後は・・

アイヴァン・ライトマン『デーヴ』

大統領のそっくりさんが、ひょんなことから大統領の替え玉をやることになるコメディであります。

これはまさに政治を扱ったコメディとしては王道であります。よく出来たエンターテインメント作品です👍今回の5作品の中では1番クオリティが高いです。絶対にお薦め😀

以上の5本になります。
今回は誰もが見やすい軽いタッチの作品を選んでおります。しかし、この他にも政治を題材にした映画は傑作が多くあります。あまり政治に関心もなく投票にも行かない方は、是非それらの映画をきっかけに関心を持ってもらえたらと思います。

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