【読書メモ】プロダクトマネジメント 第I部
会社で読書会をしているのですが、せっかくなので自身の学びとして気になったことやワードなどをまとめていこうと思います。
個人的メモなので、気になった方は是非書籍を読んでください。
書籍はこちら。
ちなみに自分は iPad で電子書籍の方が色々都合がいいのでオライリー本にしてます。
やり方
どんなやり方でやってるのかだけ簡単に紹介。
基本的な読書会だと、
・会議室に集って1つの書籍を読みながら、感想を話し合う
・アクティブ・ブック・ダイアログ(ABD)
みたいなのが多いと思いますが、
・全員がフルリモートなため、参加希望者同士でSlack通話
・参加希望者が集まり、大体15分程度で読んで15分感想を話しあう
・Jamboardで感想付箋ペタペタ
・週1/1時間くらいの頻度
こんな感じでやってます。
先週から始まったのが前述の書籍です。
タイムリーで興味深い。
第I部 ビルドトラップ
ビルドトラップとは、組織がアウトカムではなくアウトプットで成功を計測しようとして行き詰まっている状況のこと
しょっぱなから、興味深いひと言。
実際に生み出された価値ではなく、機能開発とリリースに集中してしまっている状況であると。
こういう状況に陥ってる組織はほんと多そう。
リリース頻度などをKPIにしてるところとかもよくあると聞きます。
心に残った表現
心に残るのは、だいたいどこでも一緒なんだなと感じたポイントかなと思います。「あー・・・わかる」なやつ。
・セールスチームは顧客の大企業に全部の機能を提供すると約束しているが大企業向けマーケットでサービス提供経験はなく、ゼロから作らないといけない。守らなければいけない締め切りもたくさんある。戦略的になる時間なんて全くない
・20の主要なプロジェクトが一度に進行していることもあった
・契約が結ばれており顧客に約束していました
・この機能を作らなかったりリリースを取締役会に見せなかったら別の資金調達が頓挫してしまう
・急いで作った機能はテスト不足でサイトが壊れていた
・誰も何も使っていなかった
・機能を全部作っても、マーケットリーの状況に変化はなかった
・誰か一人や部門の失敗ではなく、組織が成功する形になっていなかった
・達成すべきいちばん重要なことは何?に対する回答がバラバラで足並みが揃っていない
価値交換システム
・価値を誤解するとビルドトラップにはまる。
・顧客が価値を認めるのは、自分達の問題が解消したり要望やニーズが満たされたりした時だけ
・本質的にプロダクトやサービスに価値はない。
価値があるのは顧客やユーザーにとって意味のあること、問題を解決したり要望やニーズをかなえること
・顧客が既存機能をどれだけ使っているか計測したら、継続的に使っているのはたった2%
・ビルドトラップにはまっている企業は、競合企業がリリースした機能すべてに追随して巻き返そうとしている
・Facebookに対抗してGoogle+でも起こった
価値交換システムの制約
・顧客やユーザーは周りの人の影響を受ける
・それにより要望やニーズが変化する
・できることはどう行動するかを知るために環境を理解することだけ
・アウトプットは簡単に数えられるもの
・アウトカムは、機能を届けて顧客の問題を解決したという結果
・自分たちの行動のアウトカムを計測していない
・戦略とビジョンを見失ってビルドトラップにはまる
・リリースした機能数ではなく、アウトカムを実現できたら賞賛すべき
プロジェクト/プロダクト/サービス
・プロダクトとは価値を運ぶもの。顧客やユーザーに価値を届ける
・ユーザーの価値を達成するのに人手の介在が必要ないものは何でもプロダクト
・サービスはユーザーに価値を届けるのに人手を使う
・全部の顧客に同じ価格で同じサービスを提供しているならプロダクト化できる
・多くの企業は価値を届けるのにプロダクトとサービスを組み合わせている
・価値を達成するためにプロダクトを最適化する企業をプロダクト主導組織と呼ぶ
・特徴は、プロダクトを中心に据え、プロダクトの成長にあわせて組織を拡大し、望ましいアウトカムを達成するまで組織を最適化する
プロダクト主導組織
・セールス主導
プロダクト戦略は契約で決まる。
・ビジョナリー主導
Apple社的な。
・テクノロジー主導
最新のクールなテクノロジーを軸に進む。
ここは面白い分類だなーと思います。
プロダクト主導ではない多くの企業は、上記分類の主導型で、これらはビルドトラップにはまる可能性があると。
この分類の企業が、ほんとにビルドトラップにはまるのか?というのは、まだ自分の中で因果関係が整理できてなく腹落ちしてないので、一旦記憶に留めておいて、読了後にまた振り返って考えてみようと思います。
・プロダクト主導の企業では、ビジネスアウトカムを軸に最適化し、プロダクト戦略を自分たちの目標にあわせて調整する
・プロダクト主導に変わるために必要なのはマインドセットの転換
私たちが知っていること、知らないこと
ジョハリの窓っぽいことが書かれています。
プロダクト開発は不確実性に満ちているので、既知と未知を明らかにする必要があると。
ここは自己分析の考え方に近いなと感じました。
第I部としてはここまで。
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