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TWO WEEKSを観て駆け抜けた彼を思う

このサブスクの時代にディスクを手元に置いておきたくなるのは執着心でしかないのはよくわかっているのだけど特典映像の中に素の春馬くんを見つけることが出来るのでやめることが出来ない。
そんなわけで今日はTWO WEEKSを観ていた。


メイキングシーン

「やっぱこれだね!」と焼肉弁当を手に取って
横にある天ぷら弁当を見つめて
「や でも天ぷら弁当、ちょー美味そうだろ」
と悩み、自分を振り切るように焼肉弁当をトントンと指でたたきながら、歩いていくお昼休憩タイム。ラフなジャージ姿で、春馬くん
そんなに悩むんだったらふたつとも食べたら?
だってカネ恋の慶太くんを見てごらん?
「どっちも食べたいじゃん?」って言ってるよと
声をかけたくなる。

結城大地さんが殺人犯に仕立て上げられて
パトカーで護送されるシーン
大きな車同士がぶつかり合う中、脱走して
フラフラになりながら、はなちゃんの為に逃げ出してバイクで逃走していくシーン。
とてもシリアスなシーンなのに
撮影後薄着でカメラチェックしている
春馬くんにジャンパーをスタッフさんから
かけてもらって「ありがと〜」とお礼を言いながら、そのあとに道路に飛び散った車の破片を
スタッフさんと一緒に屈んでひとつひとつ手に取って拾っているシーン。
「そうだねー。校庭整備でみんなで拾ったね」と
和やかにおしゃべりしている。

スタジオ入り口で
いつもと違う空気を感じとって
様子を伺うように入ってくる春馬くん。
Fight for your heartの発売記念日で用意して
もらった大きなケーキに感激して
「歌を歌ったら、こんなにいいことあるんだー」
「ありがとうー。一生忘れません」
と感激してニコニコしながらロウソクを
吹き消すシーン。

どの春馬くんも宝物だ。

ドラマ本篇に思ったこと

そんなわけでドラマ本篇を観た。
TWO WEEKSは放映当時リアルタイムで観ていた。ストーリーの面白さに原作が韓国ドラマだと知ってちょうどAmazon primeで見ることが出来たのでドラマの続きを来週まで待てずに早く知りたくて比較するように観てしまった。

ご存知のように韓国ドラマはめったに観ないが
細かくて長い。
これでもかと言うほどストーリーを追う。
そして悪役はこんな悪い人いるの?と言うほど
意地が悪かった 笑。

悪役という点では、柴崎役の高嶋政伸さんは
圧巻でキレると本当にゾンビに追いかけられる
映画のように怖かった。

春馬くんが若い頃から(春馬くんはずっと若かったのだけど)憧れていた黒木瞳さん
韓国版のようにどうしょうもないほどの悪役ではなくて、結城大地と共に柴崎に向かっていく
芳根京子さんの月島楓をある意味育ててしまう。

黒木瞳さんの久我早穂子はやはり綺麗で
春馬くんとうとう共演出来たんだね。
と観ながらつい「徹子の部屋」での
徹子さんとの会話を思い出してしまった。
黒木瞳さんとふたりのシーンがあって良かったね。

でもこのふたりの密会シーンを久我早穂子が
なぜか写真に撮ってマスコミに流したり
細かいニュアンスを伝えきれていないところに
残念なところがあってこんな取りこぼしは
あんなに細かくこれでもかというほどしつこく話しを追う韓国ドラマにはないよね。
とちょっと残念だったりした。

それにしても春馬くんは逃亡犯だからたいした
格好をしていないんだけれど彼のスタイルの良さが際立つシーンの連続でなんであんなにかっこいいんだろう。

春馬くんに思うこと

4歳から児童劇団に入った春馬くんは
同じく4歳から劇団に入ったはなちゃんの
くるみちゃんに「一緒だね~」と話しかけていた
けれど誰よりも素敵なパパだった。
子役の気持ちがわかる春馬くんは
本当に子役に好かれる。
子供と動物は優しい人がわかるというから
どっちもにも好かれる春馬くんはやっぱり
とっても優しい人だったんだと思う。

若い時から(いや重ねて言うけど春馬くんはずっと若かったから)
キャッチザウエーブの頃から主役だった。
いや森の学校からか、幼な過ぎて主役の立ち位置にクレジットされていないけど
森の学校の主人公は、のちに動物学者になった
河合雅雄先生だったマトくんだったと思うし
マトくんは、春馬くんだったから
やっぱり主役だったと思う。

子供の頃からずっと一線級で、特別な人だった。
10代でブレイクした恋空は、素の春馬くんからは遠い役だったけれど演技力と繊細な表現力は
目を見張るものがあった。
でもその頃の春馬くんの地は、
もしかしたらのんびりしたシャイな人見知りな
ひとだったのかもしれない。
その時々で顔がどんどん変わっていった春馬くんはこのTWO WEEKSの頃に大人の男の顔だった。
身体能力は、やっぱり半端ない。
逃げるシーン戦うシーンでこんなに
カラダがキレる役者さんはそうはいないと思う。
ミュージカルやストレートプレイで
鍛えられた、より磨き上げられた演技力や身体は普通にドラマにも適応できる。
発声から寄りの演技にそれぞれの違いがあると思うのだけれど、こんなに舞台と映像の両方を第一線でこなしている人を男性で見たことがない。

春馬くんは確かに感受性が高い人だったと思うからその感受性は春馬くんの繊細な演技を
支えていたと思うし、そして
noteのコメントにも書いたけれど
本質はとても鋼の人だったと思うのだ。
それは例えて言えば刀。
火で打たれれば打たれるだけ切れ味鋭い
刀になっていくような人。
そんな両方の部分を持っていたから
あんな小さい頃から一線級で結果を出していけたんだと思う。
そしてその特別な才能はこれからもきっと
世界へ向けてでも結果を出していける人だったと思う。

春馬くんはTWO WEEKSの結城大地が
駆け抜けていったようにどこに向かって
駆け抜けていってしまったんだろう。

残された私たちは茫然とその跡を見つめているしかない。

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