「キャッチ•ア•ウェーブ」で16才の春馬くんに会いに行こう
秋も深まり冬の足音が聞こえてきて季節が大急ぎで寒くなっているこんな時には、
夏が恋しくなって
春馬くんの「キャッチ•ア•ウェーブ」の
DVDを取り出しました。
この映画こそ、大きなスクリーンで見てみたい
夏の眩しさがそこにはいっぱいです。
物語の始まりは春馬くん16才。(撮影時15才かな)
江ノ島電鉄の車内から始まります。
電車の窓から見えてくる青い夏の海。
彼が着ていた
青のシャツさえも眩しい若さ。
映画の中で春馬くんのカラーは、
ずっとブルー。
サーフィン用のウエットスーツも青色。
サーフボードも青。
着ているTシャツも青が印象深くて
彼の顔立ちには青色が映えます。
そして降り立つ駅の名前は
わたしがずっと憧れていた
七里ヶ浜。
ここだったのかと映画の中で行ったこともない
憧れの海辺の名前を見つけます。
春馬くんの声は変声期前。
聞き慣れない声に別人に出会ったようで
ちょっと恥ずかしい。
春馬くんが演じた大洋くんは16才でシャイでちょっと真面目で正義感に溢れる少年。
春馬くんに似ていて、彼そのままのようです。
溢れる夏の日差し。目の前に広がる広い広い海。
サーフィンにぴったりな海岸線に打ち寄せる高い波。
そこで初めて出会ったサーフィン。
春馬くんの一生の趣味だったサーフィンは、
ここで始まったんだなあと思います。
春馬くんがのちの人生に、サーフショップオーナーで元プロサーファー役、サーフィンを教えてくれる
竹中直人さん演じるデュークや地元のバーの支配人役だった坂口憲二さん演じるマークとの共演はなかったのではないでしょうか。
楽しい映像が、映画の中に広がっています。
そしてDEPAPEPEのギターの優しい弾けた音楽。
海と夏とギターの音。
ここではじまる初めての恋の物語。
春馬くんも女の子との共演は、この映画が初めてだったと言っていましたが、森の学校のみよちゃんは、
どうしたのかしら。
そして「14才の母」の前に撮影した映画だったんですね。
大洋くんの一生の思い出に残る恋の相手は、
加藤ローサさん演じるジュリア。
湘南でサーフィンを通じて知り合う彼女の可愛らしさ。大洋くんでなくても眩しすぎます。
春馬くんの役どころ大洋くんは、この夏休みを友人の濱田岳くん演じる田口。木村了くん演じる、小林と
三人で過ごすために湘南にやってきます。
夏の海で可愛い女の子たちに出会ったり、
初めて見るサーフィンの大会に見惚れたりしているうちに、田口くんの別荘で過ごすはずが、ひょんなことから元プロサーファーで変なおじさんデュークが経営するサーフショップでアルバイトをして
サーフィンを習うことから物語は始まります。
実際の春馬くんたちもサーフィン初体験だったらしくプロサーフィン連盟の全面的な強力を得て、一から教えてもらって覚えながら撮影したとか。
だからか、海でサーフィンする時に大事なことをまず何回も教えてもらいます。
海を舐めるな。
前乗りするな。
ゴミは捨てるな。
サーファーは、自分のゴミだけではなく、海に落ちているゴミさえもひろって帰るというマナーを実践されているとか。
そして自然相手のサーフィンは、ひとつ間違えたら命を落とします。
けれど、自然に抱かれて海と遊べる、このスポーツの爽快感を覚えたら一生の友達と知り合えたようなもの。
この映画を通して、サーフィンを知り、
海を知り、春馬くんも一生つきあえる友達を見つけたのでしょうね。
この映画の実際の原作者もサーフィンビギナーで当時高校生だった豊田和真さん。
小説を書いた時に映画化が夢だったそうですが、
実際の映画の制作会見にも参加されていました。
原作を読んでみるとほぼ原作通りの映画の世界観に
満足されたのではないでしょうか。
美しい海と3人の男の子たちの友情とそれを見守るあたたかいオトナたちの目線と夏にぴったりな恋とそれを邪魔する意地悪でちょっとワルな敵役も登場して大洋くんとジュリアの初々しい恋のスパイスになってくれています。
でもやっぱりこの映画の一番の魅力は、夏の照りつける日差し、砂浜、青い青い海。
サーファー初心者の一所懸命さ。
波に乗るサーファーのホンモノのかっこよさ。
そして春馬くんたち主人公たちの若さでしょう。
ひと夏が終わり、少しだけ成長した彼らが、
夏の終わりに見せるほんの少しの寂しさ。
夏の終わりのあの切なさが蘇ります。
映画のエンディングには原作にはなかった、
大洋くんがハワイに引っ越してしまった
ジュリアに会いにサーファーの聖地、
ビッグ•ウェーブが立つというノースショアに出かけてしまうところが好き。
トラックのバンの後ろにサーフボードも乗っけてハワイののんびりした街並みを眺める大洋くんが眩しい。
そのさきにはノースショア、実際のハワイでロケしたそうです。
サーフボードとノースショアの浜辺で、その燦々と照りつける夏を感じながらビッグ•ウェーブを見つめる大洋くん。
春馬くんがオトナになりはじめた時、
サーファー人生も始まりだった。
人生に、もしもはないけれど、
自然が大好きな春馬くんが、坂口憲二さんのように海のそばでサーファーをしながらショップオーナーになってくれていたらと、ふと考えてしまいました。
映画の続きはないけれど大洋くんはジュリアとの恋を育みながら、きっと素敵なサーファーになったに違いない。
DEPAPEPEのギターの軽やかさと、Def Techの音楽の懐かしさ。
まだ観たことがない方がいたら 、是非Catch a Wave のきらきらした青い海の世界へ。
春馬くんが愛したサーフィンの世界を、ほんのすこし覗けます。
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