雑記・2023年観る確映画「劇場版美少女戦士セーラームーンCosmos」
今年確実に観る映画の2本目は、3本目にもなってしまいますが、「美少女戦士セーラームーンCosmos」前編&後編です。
2014年の「Crystal」から続く21世紀版セーラームーンの完結編ですね。そう、2014年からなので、もう10年もののプロジェクトになっている訳です。
原作とアニメの距離感
セーラームーンは90年代に一世を風靡したアニメとして有名ですが、原作が月刊誌のなかよしな事もあり、大半がアニメオリジナル要素で占められていた作品でもあります。
Crystalから始まった新アニメは、「原作の忠実なアニメ化」を掲げたプロジェクトだったそうで、それがようやく完結を見る訳ですね。昨夏、セーラームーンミュージアムに行きましたが、一番お客が足を止めていたのが原画エリア。男性ファン目線だとアニメの印象が強いですが、原作漫画も人気が高い事が判ります。それは客層が女性中心だったことからも伺えますね。
ハッキリ「原作版」「アニメ版」と区別出来るほど、二つは作品のカラーが異なっていて原作版は前世からの繋がりを恋愛に落とし込んだ、ロミオとジュリエットの「ジュリエット主人公版」という荘厳な雰囲気を持っています。日常描写や毎回現れる敵との戦闘が中心のアニメ版は、制作会社の東映が得意とするフォーマットに沿った娯楽作といった感じです。
コンテンツの人気もありアプローチを変えての再アニメ化に相成った、非常に稀な作品ではないでしょうか。
前作「Eternal」のリベンジを
不幸にも公開時期がパンデミックと重なってしまい、本来2020年秋公開だったものが翌年1,2月にズレ込みました。そこも緊急事態宣言のさ中で、映画館が時短営業を強いられている中での公開。あまり話題になる事もなく公開を終えてしまった感があります。
不運な作品だったと言うほかないと思います。
サターンの変身シーンなど見所は十分にあったのですが…。
なので、今回の「Cosmos」は是非盛り上がって欲しいと思っています。これで最後ですし有終の美を飾ってもらいたいですね。
依然として世の状況は厳しいですが、その中で続編制作が決まった事を一ファンとして本当に嬉しく思っています。
公開時期は未だ未定ですが、待ち遠しい作品です。
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