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映画感想「スパイダーマン2」(Filmarksより)

約二年前の鑑賞記録より。

スパイダーマンの活躍と大学生としての日常が両立できず苦悩するピーターが、己の生き方を問いかけていく物語。

ヒーロー物として実にオーソドックスでありながらスピーディーで退屈させない展開、アクションの見応えも珠玉のもの。何度車が飛ぶのか。
葛藤する若人ピーターが一度はスパイダーマンを辞めるも、再起するまでの心の流れが実に見事。火災現場で英雄的行為を成すものの、生身での限界を突きつけられ復活を決意する。
ヒロインMJとのすれ違いは上手いが、結局そこに帰結するのか、な展開はやや拍子抜け。
とは言え、復活後は惜しげもなく素顔を晒し新たな一歩への覚悟を見せる描写はメガネという小道具と相まって唸らされる演出だった。

結論、王道のアクション映画であり特に欠点の無い作品である。
それゆえに、薄味な印象だが3にはそこも含めて期待しよう。

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