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映画感想「セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記」(Filmarksより)

仮面ライダー50周年、スーパー戦隊45作記念として、双方の合作映画として夏にお目見え。

先日オンエアされた合体スペシャルと同じく、セイバーとゼンカイジャーの面子が入れ替わる格好で、そこに歴代戦士達が絡んでくる。
更にそこにスケッチブックを持った少年が…

例年の夏映画とテイストは似ており、TVでほとんど活かされていない飛羽真の小説家という設定がようやく意味を持った。
感覚的にゴースト夏映画に近く、TVでやるべきテーマを結局差し込めずに終わってしまうのかと口惜しさを感じた。
歴代戦士の登場は唐突だが、そこをゼンカイのノリで押し切っているし、或人が久々で嬉しそうにギャグをやる様は単純に楽しかった。
終盤の戦闘シーン、OQを思わせる乱雑さで嫌な感じが残ったが、ロゴの群れに頻繁にゼンカイが入るシュールさで笑えてしまったのでここはもう、力負け。

ワンシーンだけではあったが、本郷猛はしっかり本郷猛していたので良かったと思う。
後半、オマケというにはしっかり新ライダー・リバイスのプロローグがついていた訳だが、掴みはかなり良いと思った。

結局、ライダー映画は現行作、次回作で充分面白味のあるものに出来るのだから、過去作を客寄せに使う方針は改めて欲しいという感想が残った。
50年の重みを、新しい作品がしっかり受け継いでいくためにも。

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