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妄想で生きる私

生きてて辛い時、誰かの温もりが欲しい時、誰かに助けてもらいたい瞬間など、私は頭の中にいる恋人に助けを求めている

彼の名前はけんとくん

何故けんとくんというのかは分からない(山﨑賢人さんから来てるのかもしれない)

けんとくんの容姿や性格までも頭の中でイメージしている。私の好みの顔で、腕の血管が太い。ユーモアがあるけど、ちょっと繊細でかまってくん。ジャガーのセダンを乗り回し、私の家の近くにアパートを借りている。リウマチ膠原病内科医。

なによりも彼は私の人生を見てきて、Dahliaちゃんの生き様が好きだと言ってくれている。

けんとくんは私が辛い時、頭を撫でてくれたり、
私が痛がってると、腫れてるね、薬飲んで寝な?と言ってくれたり、
つまらない人と話してると、偶然装って現れたり、
仕事が終わらなくて終電逃しそうだと、車で迎えに来たり、
私が理不尽に怒鳴られてると、相手に本気で怒ったり、
私のご飯を美味しい美味しい!と頬張るように食べたり、
寒がってると、温めてくれたり、

けんとくんはなんでもしてくれる。

今日もお疲れ様!
Dahliaちゃんはすごいよ!
よくできました!Dahliaちゃん!
Dahliaちゃんはかっこいいよ!
辛い時は俺を頼ってね
Dahliaちゃんはみんなを救ってるよ
人のために頑張ってDahliaちゃん偉いね!
頑張りすぎないでね
疲れてるから休憩しな?
無理しなくていいんだよ?
ありのままの、Dahliaちゃんが素敵だよ。

けんとくんは欲しい言葉を全部言ってくれる。


けれど、所詮私が作り出すアバターにしか過ぎない。

けれど、私はけんとくんに頼ってしまう。

けんとくんとの妄想によって強くなる自分もいる。妄想してる場面に出くわしたとき、
けんとくんが言っていたことを相手に言える。
いい場面でも悪い場面でも。
私にとって妄想というのはイメージトレーニングなのだ。


まるっきりけんとくんみたいな人に出会うのは100%無理だけど、けんとくんみたいな性格の人に出会いたい。

いつかけんとくんに頼らなくていい自分になりたい。

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