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ラプンツェルに魅入られた
6月23日と24日
彼の誕生日の記念にディズニーシーとランドへ行った。
彼の初めてのディズニーパークであり、私も10年ぶりのパークであった。
その時の気持ちのnoteもあるのでぜひ読んでほしい。
今回私のnoteのテーマはディズニーパークを行った後の自分の心の変化である。
私は挿入した記事の写真にみえるように、ラプンツェルのカチューシャをつけていた。
実は私はディズニーの作品をあんまり観たことがなかった。
というのも小さい頃はディズニーよりもウルトラマンや戦隊モノ、怪獣が好きだった。
だからなんのキャラクターだとか分からず、自分の好みの色合いとデザインで選んだカチューシャとバルーンがラプンツェルだった。
シーに入園してから取れるスタンバイパスではとにかくファンタジー・スプリングスエリアに入りたかったから、その時必死に新エリアのアトラクションのチケットを取った。それがラプンツェルのスタンバイパスだった。
彼から
「ラプンツェルって塔に閉じ込められていたんだよ」
そう言われて、かわいそうな子ね。そういうありきたりな感想しか頭の中に思いつかなかった。
ディズニーの世界はどれも素晴らしすぎて、ディズニー作品を知らない私もアトラクションを心から楽しむことができた。
その中でも、ラプンツェルの世界は私をその世界の虜にした。
ストーリーというより世界観だった。
ランタンがたくさん宙に浮かんでる姿はまるでタイのランタンフェスティバルを連想させる、幻想的な雰囲気の中に美しいラプンツェルがいた。
ディズニーの世界にすっかり魅入った私は家に帰宅してからすぐにディズニープラスに加入した。ディズニープラスは全てのディズニー作品をサブスクリプションで見ることができるサービスだ。
一番最初に見たのは、もちろんラプンツェルだ。
あの日は早く目覚めてしまった朝の5時半ごろ、暇を持て余した私は
「ディズニーチャンネルに入ったから、何か作品を観よう。そうだラプンツェルにしよう。」
重い瞼をゆっくりと目覚めさせ、ラプンツェルをかける。
最初は生い立ち、そして、ラプンツェルが拐われてしまう。
彼女は18年間塔の上に閉じ込められていた。
けれど彼女は人生を諦めていなかった。塔の中で希望を見つけ、いつかこの塔から世界に出ることを夢見て、外の世界で王子様に出会い助けられた。
この作品を見ていたら、自分の人生を思い出して涙が止まらなかった。
「感涙」この言葉が相応しい。
ラプンツェルの世界はまるで私の壮絶な15年間だった。
私は15年という長い月日、自分の殻に閉じこもっていた。
あんまり家族以外の子と深く関わることなく、自分と家族の世界にいた。
家族との時間は楽しくて、外で攻撃を受ける分内の世界は居心地が良かった。
けれどそんな私だが頭の中にはこんな気持ちであった。
「諦めなければ、絶対に今の人生は良くなる」
「いつか自分の人生が良くなって、いい恋人や友人に恵まれて楽しい人生を送るはず」
「私はまだ花の蕾なんだ。花が開花するには10年20年かかるかもしれないけど、いつかきっと自分の人生の花が咲く」
私は自分の人生を「どうせいつも変わらないつまらない人生だ」と諦めることは一切なかった。苦しくても小さいことに楽しさや喜びを見つけ、常に向上心に溢れていた。
だから、あるきっかけで友人に出会い支えられて、彼と出会い、彼は私を守ってくれる王子様であり心の支えになった。
今では心から幸せだと思えるし、私の花が開花したと思う。
そう考えると、32歳で花が開花したのは早い方かもしれない。
私は運がいいプリンセスなんだ。
ディズニー作品はどれも夢と希望を与えるが、特にラプンツェルは自分の人生と照らし合わせることができた。
私の新たな夢がディズニーホテルで結婚式を挙げたい。
ラプンツェルの世界で結婚式を挙げたい。
母も彼もこの考えを尊重してくれている。
本当に私は世界一幸せなプリンセスへと成長できた。
このことを実感させてくれてありがとう、ラプンツェル。
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